サッポロビールなど4事業者、道内の森と海保全に貢献 共同でキャンペーン実施

酒類 キャンペーン 2019.07.01 11901号 05面
記者発表に臨む(左から)福丸慎一支社長、稲熊栄二社長、小野寺哲也執行役員、土屋俊亮副知事、大見英明理事長、石野華鳳氏

記者発表に臨む(左から)福丸慎一支社長、稲熊栄二社長、小野寺哲也執行役員、土屋俊亮副知事、大見英明理事長、石野華鳳氏

 【北海道】サッポロビール、ポッカサッポロ北海道、コープさっぽろ、マルハニチロは6月21日、サッポロファクトリーのアトリウムステージで「北海道の森に海に乾杯!」共同キャンペーンの記者発表を開催。

 大見英明コープさっぽろ理事長、小野寺哲也サッポロビール上席執行役員北海道本部長兼北海道本社代表、稲熊栄二ポッカサッポロ北海道社長、福丸慎一マルハニチロ北海道支社長、土屋俊亮北海道副知事、書道家の石野華鳳氏が出席した。

 同キャンペーンはCO2削減を目的に北海道と包括連携協定を結ぶサッポログループ、コープさっぽろとの共同企画で2013年11月からスタート。18年からマルハニチロも参画した。対象商品の「サッポロ北海道オフのごちそう」「麦とホップ」、ポッカサッポロ「Ribbonナポリン」「同シトロン」、マルハニチロ「さんまの蒲焼3缶」、サッポロビール「ポリフェノールでおいしさアップたっぷりサイズの濃い赤ワイン」など。ビール系飲料やRibbon飲料1本につき1円、蒲焼3缶1パックにつき2円、ワイン1本につき10円が寄付される。1円分のCO2約66g、10円分のCO2約666gをカーボン・オフセットし道内の森林保全活動、森とつながる海の保全に貢献できるキャンペーン。

 共同記者発表で大見コープさっぽろ理事長は「昨今、SDGsの国際的な取組みが始まっているが、私どもはそれ以前から民間団体と企業が一緒になって北海道の環境保全を進め実際に成果を挙げてきた。今回を含め936tのCO2削減につながる1400万円を超えるカーボン・オフセットの資金を生み出すことができた。毎年、着実な一歩を続けていきたい」と語った。

 小野寺サッポロビール上席執行役員は「このキャンペーンは今回で第7弾。『北海道の森と海に乾杯!』と海が加わった。北海道命名150年の昨年にはマルハニチロさんが参加してくれた。北海道のために取り組んでいきたい」と述べた。

 稲熊ポッカサッポロ北海道社長は「北海道のために社員一丸となって、この活動を継続していく」、福丸マルハニチロ支社長は「北海道の水産資源の保全・保持は喫緊の課題である。水産業、林業の発展に少しでも役に立ちたい」、北海道の土屋副知事は「このキャンペーンは消費者参加型の取り組み。第一次産業の基盤である森と海に対して効果のある取組み」とそれぞれ意欲をみせた。セレモニーでは書道家・石野華鳳氏が書道パフォーマンスを披露。ステージで迫力ある乾杯の文字を描いて会場を盛り上げた。(高田真人)

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