6次産業化最前線(下)長野県下條村 農業で奇跡起こせるか

総合 連載 2017.12.13 11632号 04面
「愚直に改革を続ける」という金田憲治村長(左)と宮島俊明副村長

「愚直に改革を続ける」という金田憲治村長(左)と宮島俊明副村長

 下條村(長野県)は農商工の活性策として6次産業化推進を掲げ、16年7月に「果実酒特区」認定を受けた。特区は村内全域が対象。村が指定する桃、柿、リンゴ、ナシなど地域特産物を原料とした果実酒やリキュールを製造する場合は、最低製造数量基準の2000L、リキュールは1000Lに引き下げられる。本連載の上で紹介したカネシゲ農園はこの特区利用第1号となった。  長野県の最南端に位置する下條村は、県内自治体では4番目に狭く、村の約7割を山林が占める。金田憲治村長は

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