SM3月期中間決算 10社中7社が営業減益 下期も強い不透明感

小売 決算 2019.11.27 11976号 12面

 有力な食品スーパー(SM)の20年3月期中間決算(19年4~9月)の業績は、10社中7社が本業のもうけを示す営業損益が前年割れだった。人件費を含めた販売管理費の増加を売上げの伸びで吸収できなかった。7月の天候不順が影響し、既存店の売上高も5社が前年割れで、プラスを確保した企業も伸び率は鈍化した。下期は消費増税による消費への悪影響、中小企業だけが対象のキャッシュレス推進のポイント還元で有力企業は不利な競争を強いられる。通期でも5社が営業減益を想定している。(山本仁)

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