丸美屋食品工業、「のりたま」60周年でハッピートレイン 販促も同時進行

「ハッピートレイン」の「のりたま」車両、イメージカラーの黄色が目を引く

「ハッピートレイン」の「のりたま」車両、イメージカラーの黄色が目を引く

 丸美屋食品工業は「のりたま」発売60周年を祝う「丸美屋ハッピートレイン」を運行する。京浜急行電鉄の「イエローハッピートレイン」8両をすべて、9月20日から1ヵ月間、ラッピング広告する。25日からツイッターのリツイートを促す「ハッピーシェア♪プレゼントキャンペーン」も実施。長年の愛顧への感謝を伝える。

 トップブランドである「のりたま」の60年、「とり釜めしの素」の発売50年記念のイベントを行う。一般的な記念動画では謝意を伝えきれないと判断。都心や羽田空港を運行する「ハッピートレイン」企画に至った。幸せをイメージした「トレイン」の黄色が「のりたま」の卵そぼろ・顆粒(かりゅう)の色と合致。外装と車内広告に商品史や製法紹介、シズルなどを詰め込んだ。

 外装は「のりたま」パッケージを4両、「釜めし」を2両、「麻婆豆腐の素」を2両にレイアウト。全両とも社名を入れ、車内広告は中づり、ドア横、窓上ポスターなどすべてに丸美屋情報を載せた。キャンペーンは公式ツイッターをフォローしてもらい、「トレイン」ツイッターをリツイート。10月末までのリツイート数に応じ、LINEスタンプや詰め合わせを贈る。

 「のりたま」は1月に還暦を迎え、味わいを高めてリニューアル発売した。得意の限定商品を充実し、新たなCMなど放映するなどして市場を活性化。『男はつらいよ』コラボキャンペーンや食育授業なども行って、記念の年を盛り上げてきた。「トレイン」は珍しい黄色い運搬・救援車をモチーフにし、京急が14年から運行。赤中心の車両、沿線の中で目立って人気を高めている。(吉岡勇樹)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら