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書評

叙々苑「焼肉革命」

2016/08/01日付 449号05面

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叙々苑「焼肉革命」
叙々苑「焼肉革命」
新井泰道/角川新書
定価800円(税別)
焼肉にかける“一流の思い” 叙々苑の革命の奇跡

かつては煙モクモクの中で食べる“オトコ的食べ物”だった焼肉が、現在のように誰もが楽しめる国民食となり得たのは、無煙ロースターの登場とともに、叙々苑の功績も大きい。焼肉業界に“革命”をもたらした叙々苑の創業者、新井泰道氏が同店のこれまでの軌跡や、店にかける思いを語ったのが本書だ。

今ではどの焼肉店にも当たり前に存在する「タン塩レモン」や「上カルビ」は、同店が初めて導入したもの。客として来店したホステスのわがままな一言から生まれたとか。食後に出されるアイスクリームなどのデザートも、焼肉店としては同店が初。宣伝効果を狙ったサービスとして当時はメロンを提供し、客が詰めかけるほどの人気を呼んだという。

焼肉店の“定番様式”が誕生するに至ったこうしたエピソードの数々も興味深いが、新井氏が語る経営哲学も明快で引き込まれる。「他店が1000円のところを、叙々苑では1500円の値を付ける」として、おいしさ、サービス、店作りなど、すべての面にわたってそれに見合う一流の価値をつくり出してきた、と言い切る同氏。「納得する価値があれば、高くてもお客さまは来る」という考えは、一流の焼肉店が本来あるべき姿のひとつの正解といっていいだろう。

本書を読むと、叙々苑が一流店であり続けている理由が見えてくる。

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