青果卸の旬奨銘柄:10月 つま正取締役営業部長・小山正和氏

2019.10.07 488号 14面
高山キュウリ

高山キュウリ

タワラアルタイル彦星

タワラアルタイル彦星

キャベツ419

キャベツ419

 ◆高山キュウリ

 生食も加熱料理も絶品 パリッとジューシー

 産地=群馬 入荷時期=8~10月 サイズ=全長約20cm 卸値相場=350円/本

 使用例=サラダ、あえ物、炒め物、煮物、スープ類、漬物など

 全国トップクラスのキュウリ生産量を誇る群馬県にあって、高山村の農家で自家採種により受け継がれてきた品種。外皮はパリッと歯切れがよく、果肉がジューシーなのが特徴。ウリに迫る大きさだが種は軟らかく気にならない。サラダなどの生食のほか、炒め物や煮物、汁物など、加熱料理にも好適。

 ◆タワラアルタイル彦星

 ジャガイモ名人の改良品種 煮崩れしにくくホクホク

 産地=長崎 入荷時期=ほぼ通年(貯蔵含む) サイズ=画像参照 卸値相場=400円/kg

 使用例=一般的なジャガイモ同様

 外皮はところどころに赤色がかった部分があり、果肉は黄色。ホクホクしたタイプで煮崩れしにくい。加えて、食味がよくてクセがないので、あらゆるジャガイモ料理に向く。特にポテサラなど味わいがダイレクトに感じられる料理にお薦め。ジャガイモづくり名人の俵正彦さんが改良した品種の一つ。

 ◆キャベツ419

 旬の味わいを一足早く 栽培難しく“幻”に

 産地=群馬 入荷時期=7~11月 サイズ=画像参照 卸値相場=280円/個

 使用例=一般的なキャベツ同様(お薦めは生食)

 冬が旬の寒玉系キャベツの味わいを夏~秋にかけて堪能できる。栽培が難しく、一度は正式な商品化が見送られたため名前は番号のままで「幻のキャベツ」に。実際、生産農家は数軒で地元でしか買えない。しかし、旬がズレていること、食味のよさ、軟らかいのに歯切れがよい点などで大注目されている。

 ((株)つま正取締役営業部長・小山正和氏)

 (株)つま正 横浜市神奈川区栄町89-28

 横浜新興青果商業協同組合所属の青果卸。ホテル、高級飲食店、外食チェーンなど、横浜市内を中心に約1000店の顧客を持つ。

 ※卸値相場はあくまでも目安です。季節により変動します。

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