青果卸の旬奨銘柄:10月 つま正取締役営業部長・小山正和氏
高山キュウリ
タワラアルタイル彦星
キャベツ419
◆高山キュウリ
生食も加熱料理も絶品 パリッとジューシー
産地=群馬 入荷時期=8~10月 サイズ=全長約20cm 卸値相場=350円/本
使用例=サラダ、あえ物、炒め物、煮物、スープ類、漬物など
全国トップクラスのキュウリ生産量を誇る群馬県にあって、高山村の農家で自家採種により受け継がれてきた品種。外皮はパリッと歯切れがよく、果肉がジューシーなのが特徴。ウリに迫る大きさだが種は軟らかく気にならない。サラダなどの生食のほか、炒め物や煮物、汁物など、加熱料理にも好適。
◆タワラアルタイル彦星
ジャガイモ名人の改良品種 煮崩れしにくくホクホク
産地=長崎 入荷時期=ほぼ通年(貯蔵含む) サイズ=画像参照 卸値相場=400円/kg
使用例=一般的なジャガイモ同様
外皮はところどころに赤色がかった部分があり、果肉は黄色。ホクホクしたタイプで煮崩れしにくい。加えて、食味がよくてクセがないので、あらゆるジャガイモ料理に向く。特にポテサラなど味わいがダイレクトに感じられる料理にお薦め。ジャガイモづくり名人の俵正彦さんが改良した品種の一つ。
◆キャベツ419
旬の味わいを一足早く 栽培難しく“幻”に
産地=群馬 入荷時期=7~11月 サイズ=画像参照 卸値相場=280円/個
使用例=一般的なキャベツ同様(お薦めは生食)
冬が旬の寒玉系キャベツの味わいを夏~秋にかけて堪能できる。栽培が難しく、一度は正式な商品化が見送られたため名前は番号のままで「幻のキャベツ」に。実際、生産農家は数軒で地元でしか買えない。しかし、旬がズレていること、食味のよさ、軟らかいのに歯切れがよい点などで大注目されている。
((株)つま正取締役営業部長・小山正和氏)
(株)つま正 横浜市神奈川区栄町89-28
横浜新興青果商業協同組合所属の青果卸。ホテル、高級飲食店、外食チェーンなど、横浜市内を中心に約1000店の顧客を持つ。
※卸値相場はあくまでも目安です。季節により変動します。