今年の鍋はこれに決まり! 牛ホル&豚ホルの「と場鍋」 ジャガ芋と玉ネギで北海道風

2019.10.07 488号 16面
濃厚ホルモンスープとジャガ芋の溶け出し感がベストマッチ!

濃厚ホルモンスープとジャガ芋の溶け出し感がベストマッチ!

やわらか もつ煮込み鍋 (左)=業務用、(右)=市販用

やわらか もつ煮込み鍋 (左)=業務用、(右)=市販用

 ●ジャガ芋と玉ネギで北海道風 関係者だけが味わえた美味を再現

 牛や豚を解体する「と畜場」を略して「と場(じょう)」と呼ぶ。昔、と場の社員食堂では、牛ホルモンと豚ホルモンの残り物を合わせて鍋を作り、定食の味噌汁代わりに提供していた。その鍋は「と場鍋」と呼ばれ、各地のと場ごとに地場素材を用いた独自鍋があり、「関係者だけが味わえる美味」とうらやまれた。

 食肉加工卸・米谷産業の「やわらか もつ煮込み鍋」は、その「と場鍋」を再現したホルモン鍋の素。米谷慈洋社長が約45年前、上川管内のと場で食べていた懐かしい味わいを忠実に再現したものだ。

 入っているホルモンは、牛(ギアラ・直腸・盲腸モツ)、豚(大腸・ガツ)。スープは昆布と鰹節をベースにした濃厚味噌味。調理方法は、解凍して鍋に入れ、水650~700ml、キャベツ、ジャガ芋、玉ネギ、長ネギを加えて煮込むだけ。ジャガ芋と玉ネギの存在感が北海道っぽく、スープのコクを演出するジャガ芋の溶け出し感がたまらない。

 昨年、市販用に発売する際、「と場もつ煮込み鍋」と名付けようとしたところ、取引先から待ったがかかり「やわらか もつ煮込み鍋」に落ち着いた。

 商品名はソフトなイメージになってしまったが、中身は間違いなくハードな実力派。米谷社長は「飲食店なら好みにアレンジできるし、料理名も自在なので、ぜひ『独自と場鍋』として提供してほしいですね」と太鼓判を押す。

 ●「やわらか もつ煮込み鍋」米谷産業(北海道旭川市)

 業務用、市販用

 規格=550g(4人前/冷凍)

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら