「ミートフードEXPO」「焼肉ビジネスフェア2022」開催レポート

2022.08.01 522号 07面
大阪会場の様子

大阪会場の様子

【東京】感染対策を講じながら行う試食はやはり人気

【東京】感染対策を講じながら行う試食はやはり人気

【東京】配膳ロボットの実演ブース

【東京】配膳ロボットの実演ブース

【東京】興味を引いたブースで足を止め、熱心に聞き入る来場者

【東京】興味を引いたブースで足を止め、熱心に聞き入る来場者

【東京】会場のそこかしこで名刺交換が活発に行われた

【東京】会場のそこかしこで名刺交換が活発に行われた

【大阪】実際に味を確かめられるのがリアル展示会の良さ

【大阪】実際に味を確かめられるのがリアル展示会の良さ

【大阪】元気な焼肉ビジネス関係者たちで熱気渦巻く会場

【大阪】元気な焼肉ビジネス関係者たちで熱気渦巻く会場

【大阪】各ブースでは来場者が熱心に質問する様子が見られた

【大阪】各ブースでは来場者が熱心に質問する様子が見られた

 主催=焼肉ビジネスフェア実行委員会/共催=日本食糧新聞社/特別協力=事業協同組合全国焼肉協会

 熱意ある来場者で大盛り上がり

 ◆東京 ニューノーマル向け商談活発 肉と好相性の食材PR

 「第14回~ミートフード~焼肉ビジネスフェア2022in東京」が1月、東京都豊島区の池袋サンシャインシティ文化会館展示ホールで開催された。肉料理を扱うすべての外食店に向けた専門展示会で、134社が227小間を形成。同時開催の「第7回~居酒屋の未来を創造する~居酒屋JAPAN2022in東京」と合わせ1万4529人が来場した。初日、有名焼肉・居酒屋業界トップ32人が勢揃いし、テープカットを行った。

 会場には「ニューノーマル時代」「withコロナ時代」に対応した製品やサービスを提案。三密対策で「以前より来場者は少ないが、充実した商談ができた」との声が多く聞かれた。

 肉類では「国産牛展示コーナー」や、外国産ビーフでも、餌にこだわった健康性や、簡便な味付け肉を訴求。女性に人気の仔牛肉も注目を集めた。野菜類では、肉と一緒に食べる食べ方や、簡便なカット野菜、植物工場商品を紹介。コメや酒類など必須食材のブースでも、肉との相性の観点からPRに努めたほか、注目の配膳ロボ実演やテイクアウト容器の展示も目立った。

 注目イベントでは、地域活性への貢献を目指した「食べるJAPAN美味アワード2022」が初開催され、服部学園・服部栄養専門学校理事長・校長の服部幸應氏ほか著名シェフ・料理人ら審査委員が、地方の逸品の中からグランプリや準グランプリなどを選定し、会場で表彰式を行った。セミナーでは、全国焼肉協会会長の金信彦トラジ社長や名誉会長の新井泰道叙々苑会長などの重鎮に加え、DREAM ONの赤塚元気社長ら新進気鋭の講師も多くの聴講者を得た。

 ◆大阪 「日本の復興は焼肉から」 課題解決型提案目立つ

 「日本の復興は焼肉から」をキーワードに、焼肉のメッカ大阪で「ミートフードEXPO焼肉ビジネスフェア2022」が7月、大阪市住之江区の大阪南港ATCホールで開催された(同時開催=居酒屋JAPAN)。

 台風予報のあいにくの空模様だったものの、初日は前年比16.4%増の6160人が来場し、活況を呈した。焼肉業界と肉料理を扱う、すべての外食・飲食業界に向けた専門展示会で、会場には192社が282小間(両展合計)を形成し、前年より17%増加。最新情報・商品のPR合戦を繰り広げた。8月下旬までWeb展示会も同時開催。

 同展示会は全国焼肉協会や大阪外食産業協会など約40の業界団体と、日食外食レストラン新聞をはじめとする専門メディアのバックアップの下、業界振興への貢献を目指し開催するもの。開会に当たっては、焼肉・居酒屋業界のトップ33人が集結してオープニングセレモニーを実施し、展示会を盛り上げた。

 展示ブースでは、丸食フーズが輸入肉の高騰を受け、リーズナブルな米国産腕肉「チャックステーキベガストリップ」を訴求。脂肪が少なくヘルシーかつ軟らかさも両立させた利点もPRした。焼肉と好相性のご飯では、初出展した八代目儀兵衛が「焼肉専用米」を、独自開発した遠赤外線釜で炊きたてを試食提供し、長蛇の列ができた。

 地方食材では、淡路島の井上商店が鳴門産ワカメの水分のみで練ったわかめ麺を、兵庫県のJAたじまが、季節が限られる特産品「朝倉さんしょ」の実を通年で使用できる急速冷凍加工商品を紹介。仕入れや経営課題の解決に向けた提案が目立った。

 主催者特別セミナーも行われ、全国焼肉協会名誉会長の叙々苑新井泰道会長をはじめ、有名繁盛店経営者らの25セッションが設けられた。

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら