平成3年度の麺類店営業分析 メニュー別の売価

1992.05.18 4号 7面

メニュー別の売価を一〇〇円きざみに区分してランク付けしてみると今回(平成3年)の特徴は、かなりのメニューにおいて一ランク上ったところに店舗が集中したことである。つまり、平成3年にはかなりの店が値上げをしたことを示している。

メニュー別に売価の動向をみると「もりそば・うどん」の主流は四〇〇円台が(五五・七%)、これに次ぐのが三〇〇円台(二七・五%)この両者に八三・二%の店が集中している。平成1年での主流は三〇〇円台で2年は三〇〇円台と四〇〇円台が拮抗していたのに対し3年(今回)は一挙に四〇〇円台が過半をかなり上回っている。

「ざるそば・うどん」についても、平成2年には四〇〇円台(五二・一%)が主流であったものが今回(3年)では五〇〇円台が主流(五一・七%)となった。また、六〇〇円台(一〇・八%)の店舗比率がかなり高いのも特徴的である。「きつねそば・うどん」はここ数年四〇〇円台が主流で、今回(五五・六%)も変りない。ただ、その比率はやや下ってきており、五〇〇円台(今回二二・六%)の店がかなり多くなっている。

「天ぷらそば・うどん」も主流が前年の六〇〇円台から七〇〇円台へと完全に変った。ただし、同メニューについては、価格帯のバラツキが多く、主流といえども今回の調査決果は二九・五%にすぎない。

六〇〇円台に次いで七〇〇円台(二三・三%)、八〇〇円台(一二・五%)、五〇〇円台(一〇・二%)、九〇〇円台(九・一%)などとなっている。

「かつ丼」の場合、今回の主流は六〇〇円台(三九・九%)で、この数年変化はない。しかし、この比率は減少してきており、平成1年の五九・七%、2年の五〇・九%、そして3年の三九・九%といった具合である。反面、七〇〇円台(今回三六・六%)と八〇〇円台(今回一〇・五%)の比率が上昇している。

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