街で見つけた繁盛メニュー その発想に学べ!(16)「ポンテゲージョ風鉄板ブレッドとチーズソース」
ふんわりと焼き上がったもちもちのポンテゲージョを、少しずつちぎって食べるのが楽しい
注文が入ったら鉄製スキレットにポンテゲージョのタネを並べて焼き上げる
◇ポンテゲージョをおつまみにアレンジ
●ポンテゲージョは優秀なおつまみ
ブラジル生まれのチーズパン「ポンテゲージョ」は、シュラスコ店などでおなじみです。丸い形状が見た目にもかわいく、食べやすいことから、カフェなどでメニュー採用している例もよく見かけます。
このポンテゲージョをアレンジし、鉄板で焼いて鉄板ごと提供するメニューはいかがでしょうか。鉄板で焼き、熱々で提供します。ビールやワインに合う、おいしいおつまみの一品になる。もっちりとした食感でほんのり塩味のあるポンテゲージョは、実はおつまみとしても優秀な一品です。
●熱々焼きたてを小型スキレットで
市販のポンテケージョMIX粉120g、全卵20g、水65g、バターオイル25gを合わせて練ります。これを8個のボール状にし、鉄板に並べて180℃のオーブンで約20分間焼き上げる。ポンテゲージョのタネはボール状にあらかじめ作り置きしておき、注文が入ってからスキレットに並べて焼くようにするとオペレーションも手軽で、熱々で提供できます。スキレットの上にふんわりと膨らんだ丸いポンテゲージョは見るからに焼きたて感があり、食欲をそそります。
また、ポンテゲージョは通常、タネにチーズを加えて焼き上げますが、敢えてチーズソースを別に添えるのもポイント。そうすることで、お酒にハマるおつまみになります。
添えるソースはチーズソースだけでなく、サワークリームや各種ディップなど、さまざまにアレンジしてみても面白い。
バルやビストロなどで提供すると他の料理との相性もよく、バゲットとは違った魅力があります。ちぎって食べるとふわふわもっちりとした食感がやみつきになり、人気を呼ぶのではないでしょうか。
(飲食店プロデューサー 青島邦彰)