山本純子のスゴイぜ!業務用冷凍食品(10)三島食品「マイナス18℃以下保存」シリーズ

2020.07.06 497号 15面
三島食品「マイナス18℃以下保存」シリーズ 梅しらす

三島食品「マイナス18℃以下保存」シリーズ 梅しらす

 ●「冷凍」のいいとこどり でも凍らないウエットふりかけ

 日本人のコメ消費量は下降の一途。さらに低糖質ばやり。ご飯のお供「ふりかけ」は、さぞかし寂しい境遇だろうと思いきや、「今やFURIKAKEは世界のフレーバー」(三島食品・三島豊会長)という衝撃的な事実を最近知りました。米国ではFURIKAKE味スナック菓子が当たり前に売られています。

 さて、今回は冷凍ふりかけのスゴイ!話。なんせ、冷凍なのに凍らないのです。「え、何それ?」と凍りつきますよね。

 おなじみの「ゆかり」をはじめとするふりかけはドライ食品。それを冷蔵にしたらフレッシュな具材感が出せると考えた三島食品。でも冷蔵品はドライ品より賞味期限が短く、ロスが出そう。ならば冷凍食品にすれば、保存料不要で長持ち、具材も自由自在! とチャレンジしました。でも、作ってみたら水分比率が低くて凍結しても凍らない。凍っていないので「冷凍食品」ではなく『マイナス18℃以下保存食品』という表示に。社内でも『マイナス18℃以下保存』シリーズという固い名前ですが、通称は『ウエットふりかけ』です。

 数年前に発売したら、じわじわとブレイク。なんせ、保存料不要で薄味仕上げ、小分けに使えてロスはゼロ(開封後14日推奨)、かけて良し・混ぜて良しとメニューアイデア無限大、解凍不要で楽ちん提供、種類が豊富(19種)で季節感も演出などなど、冷凍のいいとこどり、メリットだらけなのです。

 一番人気は「梅しらす」。梅、ごま、シラス、同社得意の赤ジソをブレンドしています。

 TOFUに続くSUSHI、EDAMAME、RAMENそしてFURIKAKE!(ファーイケイク?じゃなくてフ・リ・カ・ケ)。日本の誇るべき食文化、世界に拡大中です。

 ●商品概要

 三島食品「マイナス18℃以下保存」シリーズ

 梅しらす 100g×40袋/360g×20袋

 ★ここがスゴイ!

 解凍不要、すぐ出せます

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