ウワサの新店舗:「カップティラミス」はポストタピオカとなるか!?

2021.04.05 506号 12面
「オリジナルティラミス」(500円・税込み)、「いちごティラミス」(680円・同)など全6種類。マスカルポーネチーズと北海道産生クリームに寒天を加え、“飲めるような”濃厚で滑らかな食感に仕上げた

「オリジナルティラミス」(500円・税込み)、「いちごティラミス」(680円・同)など全6種類。マスカルポーネチーズと北海道産生クリームに寒天を加え、“飲めるような”濃厚で滑らかな食感に仕上げた

 タピオカブームも沈静化に向かいつつある今、次にブレークする新スイーツは何か。その候補となりそうな商品を打ち出した新店が誕生した。東京・原宿のタピオカ店跡地に3月、オープンした「ティラミスラボ」では、ティラミスをクラフトカップに盛り付け、スプーンで掘って食べるストリートフードの新提案をしている。

 カップティラミスは、実は韓国で今、人気を集めているスタイル。韓国では、カップティラミス各店が“今、行くべきカフェ”として注目されているのだ。同店では、このスタイルをベンチマークし、クラフトカップの中にスポンジ、クリーム、各種ソースを重ねて層にし、フルーツなどを上にのせて提供している。

 同店を運営するBe DREAMERsの高瀬久夫代表取締役によると、同店の日販目標は300食で、年内に5店舗の出店を見込んでいる。5坪以下のテイクアウト専門店も積極展開し、月商で坪40万円程度売り上げるビジネスモデルをイメージしているという。

 ティラミスは、1990年代の爆発的ブームが去った後も、消えることなく人気を保持している希有なスイーツだ。最近でも、コストコの大容量ティラミス商品(冷蔵)や、サイゼリヤのテイクアウト限定、ファミリーサイズ6人分のティラミス(冷凍)などがマニア的な人気を呼んでいる。

 この新しいティラミス提案は、果たしてブレークするか。同店の今後の展開に注目したい。

 ●店舗情報

 「ティラミスラボ」

 東京都渋谷区神宮前1-15-4 Barbizon76

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