外食レストラン新聞
Twitter
Facebook

飲食店のデジタル活用

飲食店のデジタル活用(60)

商業環境研究所代表 入江直之

携帯はスマートフォンが主流に

飲食店のデジタル活用(60)携帯はスマートフォンが主流に

2016/12/05日付 454号12面

このエントリーをはてなブックマークに追加
印刷用 印刷用

●アンドロイドOSの便利さと不安 キャリアとプランを選び有利に契約

前回は新しい「アイフォーン」の話題だったが、今回も引き続きスマートフォンについて書こうと思う。

今年発表されている各種の調査結果では、スマートフォンの普及率は約7割。「ガラケー(ガラパゴス携帯電話)」と呼ばれる旧世代の携帯電話と逆転したのは確定したようだ。街中を歩いていても、シニア層や女性のスマートフォン利用者が増えたように感じる。

日本では長らく「アイフォーン」が優位だったせいであまり知られていないが、世界的にはグーグル社のスマートフォンOS(基本ソフト)「アンドロイド(Android)」の方が6割以上と圧倒的なシェアを誇る。「アンドロイド」というOSはさまざまな機器メーカーが搭載できるため、低価格な機種が数多く発売され、大きなシェアを獲得した。すでに「アイフォーン」はスマートフォンの代名詞ではないのだ。

ちなみに筆者はスマートフォンを2台所有している。「アンドロイド」の機種は主に通話用の携帯電話として使い、メールやSNSなど通話をしないデータ通信用の端末として「アイフォーン」を利用している。これには理由がある。「アンドロイド」の利点は、「グーグル」という共通のプラットフォームをベースにパソコンなどとデータが共有できることだ。具体的に言えば、「Gmail」という電子メールサービスを使うことで、パソコンとスマートフォンの連絡先電話番号やメールアドレスが常に同期されるようになる。かつてのように、パソコンで連絡を取っていた相手に携帯から連絡したいが、会社に戻らないとメールアドレスや電話番号が分からないなどというトラブルは発生しない。これは、以前に持っていた旧式の携帯電話では想像もできなかった便利さだ。正直に言って、この機能のためだけに「アンドロイド」のスマートフォンを使用していると言ってもよい。

しかし、スマートフォンで利用する「LINE(ライン)」などのSNSの中には、電話番号によって個人のアカウント(登録者)を認識する仕組みになっているものも多い。日常的にSNSを使うスマートフォンで携帯電話の電話帳を同時に利用することは、誤操作など何かのはずみでいろいろ面倒なことが発生する可能性がある。筆者が2台のスマートフォンを使い分けている理由はこれだ。SNSなどのアプリを中心に利用する「アイフォーン」では電話をかけないので、他人の携帯電話番号はいっさい登録していない。もちろん、慎重に扱えば大きなトラブルになることはないのだが、そそっかしい性格を自覚しているので念のためこうした使い方をしているのだ。

スマートフォンを2台持つなんて、月額の利用料金が大変だと思うかも知れない。大手キャリアでスマートフォンを2台利用すると毎月1万円以上は間違いなくかかってしまうが、最近はイオンや楽天のような企業も携帯電話事業に参入し、大手とは違った細かな料金プランを提供している。また、たとえばソフトバンクの子会社であるワイモバイルには、「アイフォーン」の旧機種を低料金で利用できるプランがある。よく調べれば、こうした大手キャリア以外のスマートフォンを利用することで、そこそこの機能を持つスマートフォンを格安で利用できる方法は多い。日々の使い方次第では、2台分の月額料金を1台分程度に抑えることも十分に可能だ。また、スマートフォンは設定によってバッテリーの消費がかなり早いが、このように2台を使い分ける方法は、バッテリー切れ対策にもなるのである。

いりえ・なおゆき
「EATWORKS/商業環境研究所」代表。外食をはじめフード業界の販売促進、人材育成、開業支援などを手掛ける他、パソコンやインターネット、モバイルなどを活用したフード関連のプロモーション活動も行っている。
日本食糧新聞電子版のお申込み日本食糧新聞購読のお申込み

2014年以前の記事検索

売れるメニューのヒント
ダイレクトに伝わる湯葉のうま味「湯葉丼」
京のおばんざい 野村
ダイレクトに伝わる湯葉のうま味「湯葉丼」
外食経営に役立つブックレビュー
鬼平を歩く
鬼平を歩く
毎日ムック・アミューズ 編 西尾忠久 監修
あの「一本饂飩」や「のっぺい汁」を再現した料理写真がうれしい「鬼平」本
連載

[連載一覧へ]

ふれあいクッキング

POSデータ販売