ウワサの新店舗:「串カツ田中」の新業態 テイクアウト容器提供で活用シーン広がる可能性

2020.10.05 500号 08面
名物メニューは「ごろごろたまごたっぷり黄金タルタルチキン南蛮」(単品680円、ご飯+スープセット880円・各税抜き)

名物メニューは「ごろごろたまごたっぷり黄金タルタルチキン南蛮」(単品680円、ご飯+スープセット880円・各税抜き)

モザイクモール港北のフードコート内に出店

モザイクモール港北のフードコート内に出店

 「串カツ田中」の新ブランドで、沖縄県内で既に4店舗を展開している「鳥と卵の専門店 鳥玉」が、このほど関東に初進出した。同店は「串カツ田中」初の非アルコール新業態で、その日の朝にとれた新鮮な卵と塩水漬け技法を用いたジューシーな鶏肉で作るメニューを提供する。

 “非アルコール業態”を打ち出した狙いについて、「非アルコール業態は客層を問わないため顧客ターゲットが広く、市場が大きい」(同店広報)として、串カツ田中とは異なる客層を見据えた。鶏肉と卵に着目したのは、「鶏肉と卵の料理は子どもから大人まで誰もが好み、朝昼夜の食事やカフェタイムなど、どんなシーンでも楽しめる」(同)ことから。メニューもチキン南蛮やオムライス、親子丼といった定番の卵料理のほか、午前中限定メニューには朝食利用向けに「朝どれ卵の卵かけご飯」(580円)を、カフェタイム向けには「たまご屋さんのロールパンケーキ」(680円)と、幅広く用意している。

 また、同店の提供方法は、要注目だ。今回関東初進出のSCフードコート内「モザイクモール港北店」では、すべてのメニューがテイクアウトOKで、イートインでも使い捨てのテイクアウト容器で提供しているのだ。テイクアウト需要の増加とともに、フードロス削減に対応する取り組みでもあるようで、余った料理をそのまま持ち帰ることができるのは、お客にとってもありがたい。「やはりテイクアウトにしたい」といった購入後の変更や、多めに注文して一部は夕飯用に持ち帰る、などといったことも気軽にでき、新たな利用の広がりが期待できそうだ。

 「モザイクモール港北店」では、SC内フードコートの他店舗の例から、月の売上げは1000万円を目標にしており、「SC内店舗を中心に、今年中に数店舗を展開したい」としている。

 ●店舗情報

 「鳥と卵の専門店 鳥玉」モザイクモール港北店

 所在地=横浜市都筑区中川中央1-31-1-2モザイクモール港北1階

 営業時間=10時~21時

 席数=フードコート共有約570席

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