街で見つけた繁盛メニュー その発想に学べ!(17)「冷製スープパスタ風 ベジヌードル」

2020.10.05 500号 15面
「冷製スープパスタ風 ベジヌードル」麺状の野菜をバジルパスタに

「冷製スープパスタ風 ベジヌードル」麺状の野菜をバジルパスタに

箸で食べるとつるつるとした口当り

箸で食べるとつるつるとした口当り

(左)=左から時計回りに、ズッキーニ、キャベツ、スプラウト (右)ヌードルカッターはさまざまなタイプの商品が出回っている

(左)=左から時計回りに、ズッキーニ、キャベツ、スプラウト (右)ヌードルカッターはさまざまなタイプの商品が出回っている

 ◇麺状の野菜をバジルパスタに 「冷製スープパスタ風 ベジヌードル」

 ●糖質カットのニーズにマッチ

 野菜を麺状にカットするベジヌードルカッターが最近、注目されています。野菜をくるくると回しながら細長くカットする調理器具で、麺のようなユニークな形状に仕上がるため、ヘルシーなラーメン風のベジヌードルや、目先の変わったサラダとして提供する店をよく見かけるようになりました。

 昨今の糖質カットの風潮からも、麺の代わりにメニューに活用する食べ方提案は、消費者ニーズにマッチする。この野菜ヌードルカッターで作った麺状の野菜を、スープパスタ風に使った新しいメニューをご紹介しましょう。

 ●満足度が高い麺料理にアレンジ

 ベジヌードルは、キャベツやニンジン、パプリカを使う例が多いようですが、今回用意した野菜は、ズッキーニ、キャベツ、スプラウト。ズッキーニはベジカッターで麺状に、キャベツは5mm程度の千切りにし、沸騰した湯でさっとゆでます。ゆでることで、麺のような滑らかな口当りになるのもポイント。次にニンニクをオリーブオイルでソテーし、チキンコンソメスープを注いでひと煮立ちさせ、冷やして冷製スープのベースを作ります。あとは先ほどゆでたベジヌードルにスープを注ぎ、スプラウト、ジェノベーゼソースを加え、パルメザンチーズをかけて出来上がり。

 爽やかなバジルのスープと一緒につるつると口に入る感覚が、爽やかで面白い。炭水化物抜き、すべて野菜ですが、サラダなどよりも満足度が高い。ベジヌードルは、ラーメン風、創作サラダだけではなく、さまざまな麺料理に応用できる可能性を感じます。普段、あまり使わない野菜を使って、創作ヌードルメニューをいろいろ編み出してみてはいかがでしょうか。

 (飲食店プロデューサー 青島邦彰)

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