近畿中四国業務用低温卸流通特集

卸・商社 2020.07.16

 ◆消費者対応 求められる迅速判断
 世界が新型コロナウイルス感染症のパンデミックにさらされた2020年。業務用市場は翌年に迫る東京2020大会に向けて拡大成長への期待を描いた19年から一変した。コロナ波はインバウンド需要蒸発や学給停止に加え、緊急事態宣言発令による、外食自粛・時短営業をもたらした。未曽有の社会活動停滞は宣言解除後から徐々に緩和されているが、市場が元の活気を帯びるには長い道のりが必要となりそうだ。業務用卸、総合卸低温・フードサービス部門の19年度実績と20年度予想、コロナ禍の実態とウィズコロナ戦略をまとめた。(近畿中四国エリア・業務用低温卸流通取材班)