鏡もち特集

農産加工 2020.11.25
鏡もち特集

 鏡もち市場は、年末商戦が本格スタートした。新しい生活様式となった中で初めての正月を迎える。来年の干支(えと)は「丑(うし)」。主力となっている小型商品の中でも、丑のキャラクター付き商品でかわいさや豪華さにこだわった個性あふれる商品が出揃った。消費は大型よりも小型化傾向にあり、上下一体型より個包装もち入りのトレンドは続く。市場全体では大きな伸びはなさそうだが、一方で今シーズンは、感染拡大予防の観点から家族で過ごす正月が増え、鏡もちを飾る日本古来の正月文化が復権することも予想されている。メーカーはもちろん、小売業にとっても売場を締めくくる大きなヤマ場となる鏡もち商戦に期待が高まる。(山本大介)