ソース特集

調味 2022.04.06
ソース特集

 ソースの原料となる野菜・果実、砂糖類、食塩は世界的な需要拡大などを背景に急激に高騰。包材費や燃料費、物流費もコスト高の状態が続き、今後もコスト上昇傾向は継続していくことが予想される。ソースメーカーは、これまで業務の効率化やコスト削減などの取組みにより対応してきたが、従来の取引価格を企業努力だけで維持することが困難になった。3月18日にはブルドックソースグループ、28日にはオタフクソースの大手ソースメーカー2社が値上げを発表した。2社を例に挙げるとブルドックソースはウスター・中濃・とんかつソース系のソースを対象に家庭用商品34品を希望小売価格の3~8%、業務用商品26品を出荷価格の4~7%を6月1日出荷分から値上げする。オタフクソースはお好み焼き・焼そば・たこ焼きソースなどの主力商品を含む調味料の家庭用商品60品、業務用商品232品を出荷価格の約5~9%を6月1日出荷分から値上げする。(金原基道)