麦茶・健康茶特集

飲料 2022.05.23

 好調だった麦茶市場が、コロナ禍を機に停滞している。日本食糧新聞社が代理販売するPOSデータ(KSP-SPが独自に収集した全国1025店舗から構成されたデータ)によると、21年の麦茶カテゴリーの販売金額は前年比5.4%減、販売数量は同8.4%減、その他茶類の販売金額は同2.2%減、販売数量は同3.5%減だった。コロナ禍で一昨年は久しぶりに前年を下回り、昨年も天候要因やコロナ影響で全般に低調だった。「今後コロナが落ち着いてどうなるか。そういう意味でも今年の動向は非常に気にしている」(業界関係者)と、活動が戻りつつある今年の消費復活に期待する声は高い。(三井伶子)