味の素、コク味物質で食品添加物認可取得 ホタテ貝などに含有
味の素は、ホタテ貝や本醸造醤油、魚醤など自然界に存在し食品の甘味、苦味、酸味、塩味、うま味を増強するコク味物質「グルタミルバリルグリシン」の工業化に初めて成功しているが、同「グルタミルバリルグリシン」について、8日付で厚生労働省から食品添加物認可を取得したと19日発表した。エキスや乳、油脂などの天然素材の味や風味の増強・改善効果があるため、消費者向け製品の味の厚みと広がりの増強、口当たりの良さの改善などの品質向上とコストダウンへの貢献が期待されるという。