VOICE:大塚正光・日本ワイナリー協会理事長 日本ワイン、輸出に勝算あり
2025.12.24
日本のワイン輸出は停滞している。23年は金額ベースで減少、24年は回復、25年は足元で前年比12.4%減となり、規模的にも10億円未満という状況だ。 輸出の伸びは見られないが、海外における日本料理店の増加とともに、日本食が少しずつ浸透している。海外…続きを読む
◆国際キャリア生かし市場活性 【東北発】マレーシア味の素社で販売・マーケティング統括を務め、今年4月に味の素東北支社長に就任した藤本典子氏は東北の食品業界で今、最も注目を集める女性リーダーの一人だ。国内事業部門の商品開発や海外での勤務など多様なキャ…続きを読む
●世界展開に挑む 世界の産地から原料調達し、安全・安心と品質を担保する香辛料を製造して国内の業務・加工用市場へ提供してきたカネカサンスパイス。近年は「SPANION」ブランドでスパイスの魅力啓発にも力を入れる。今年6月に新トップに就いた南泉喜行代表…続きを読む
今年の年末年始は休みが例年よりも長くて、現在のおせちの予約は非常に好調だ。関東ではおせちが苦戦するという声も聞くが、田舎で過ごす人が多いのではないか。新潟は人を迎える側で、増えた胃袋を満たすためだろうか、2段や3段重の商品が昨年より引き合いが強い傾向…続きを読む
マルハニチロは来年3月1日に社名を「Umios」へ変更し、新たな成長戦略を進める。池見賢社長は3日の年末会見で「本社移転、CI変更、企業変革を決断し、歴史的な1年だった」と振り返る。今年4月に海外戦略部門を新設し、マーケットインの思考で世界各エリアの…続きを読む
●新しい価値観を 東海漬物は11月27日に第84回定時株主総会および取締役会で役員選任を行い、大羽儀周氏が第10代新社長に就任した。市場環境の大きな変化の中、意思決定のスピード化と新しい価値観で経営に取り組む必要があるとして、10年にわたり基盤強化…続きを読む
当社は酒造業をなりわいとして企業を興した創業が1717年だが、酒の醸造を始めたのは1625年(寛永2年)にさかのぼる。後者をとって今年を“創醸(そうじょう)”400年と位置付けている。これまで酒造りを続けてこられたのはひとえに皆さまのおかげ。令和の時…続きを読む
浜田酒造で今年10月、新社長に浜田光太郎氏が就任した。浜田氏は創業家の長男。出身地・鹿児島県いちき串木野市は、もともと焼酎蔵が多いエリアだった。子どものころから、同社社員や焼酎蔵は非常に身近な存在。行政の区画整理前は、水路を流れるサツマイモをとり、切…続きを読む
大阪・関西万博では想定の10億円近い売上げが立ち、当初懸念した物流コストも吸収し、上半期業績に寄与した。ただ、閉幕後1ヵ月は外食数字が少し鈍っている。26年は万博ほどインパクトがあり、業界へプラスに働くイベントが見込まれないことは気になる。 だが、…続きを読む
10月に愛知県三河エリアが地盤のドミーを連結子会社化した。これによりこれまで手薄だった三河を強化できることに加え物流や調達ルートの共通化、PB商品の導入を進めることで原価低減や商品力向上などさまざまなシナジーが見込める。 非常に大きいのがドミーの食…続きを読む
食品を中心とした物価の上昇に実質賃金の伸びが追い付かない状況にあり、消費者の購買力が低下している。コメの価格が上がったことも大きな要因だ。低価格帯商品へ需要がシフトし、今までのように価格改定による値上げの流れの一方、値下げへの圧力が働いている。圧力を…続きを読む