胃心伝真=あるウェルビーイング
2025.12.10大阪に一風変わった昆布企業がある。「舞昆のこうはら」の看板商品は真昆布を酵母の力で発酵熟成させた佃煮「舞昆」▼「こうはらさんの昆布があると、主人がご飯を食べ過ぎてしまい、健康に良くないので、買うのを控えている」との客の声を受け、それなら栄養価の高い商…続きを読む
「上期はコメの不足や高騰がなめ茸の出荷量に響いた」とナガノトマト。「今回の『米騒動』では、コメ周り一辺倒の現状から脱却する重要性が、あらためて顕在化した。ボトル製品でメニュー、用途提案をさらに進めたい」と意気込む。 同社は14年から、業務用が先行す…続きを読む
「ご飯のお供」として親しまれているなめ茸。エノキ茸を醤油ベースで甘しょっぱく味付けしたポピュラーな味わいと値頃な価格を武器に、約60年にわたり家庭の食卓で需要基盤を築いてきた。その定番品が変革の時を迎えつつある。 なめ茸といえば、特徴的な偏平型のガ…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 気候変動の影響による農業生産の不安定化が顕在化する中、漬物の主原料となる農産物の調達リスクも高まっている。漬物専門卸として長年業界に携わる境共同漬物の林野雅史社長は、「自社で漬物製造も行っているので、野菜の収量変動が…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 愛知県東海市のダイニチ食品の主力商品「新鮮生一本糖しぼり大根半割」の売上げが、今期(26年3月期)上期(4~9月)で前年比約23%増と大きく拡大した。中部地区だけでなく、首都圏や関西などの他地区の量販店にまで配荷が進…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 東京中央漬物(中漬)は、10月に「原料不足に負けない!~新たな商品価値を食卓に~」をテーマとする自社展示会を開催した。業界は温暖化の影響で、予定通りに収穫されない、品質悪化、歩留まりが悪いなどの原料不足に直面している…続きを読む
近年は生産農家の高齢化や人手不足の深刻化に猛暑や豪雨といった気候変動が重なり、原料野菜の収量が低迷。各社は産地連携や輸入原料への切り替え、代替アイテムの提案などで打開を図る。米価高騰や物価高による食シーンの変化を受け、副菜・コメ回り品として定着する漬…続きを読む
三栄源エフ・エフ・アイは着色料や甘味料など豊富な製品をラインアップ。原材料価格の高騰をはじめとする各種課題に直面する漬物市場において、高付加価値な商品づくりを後押しする。 黄みの強い明るい赤色が特徴の「ベジタレッドDK」は、製造工程の適正化による色…続きを読む
中田食品は今期、原料梅の不作による供給リスク低減を喫緊の課題に位置付け、供給体制安定化のための施策を強化している。原料不足を補う手段の一つとして、中国産梅を使用した「豊熟梅」シリーズの生産を拡充。需給バランスを見極めながら機会損失の最小化を図り、梅干…続きを読む
●乳酸発酵品も配荷順調 秋本食品は「あとひきだいこん」のリニューアルを4年ぶりに実施した。甘みのリラックス効果に着目し、特徴である甘さにはちみつを追加して風味を調整、公式キャラクターが登場するパッケージに変更した。値上げ直後のため数量は伸び悩んだが…続きを読む
山形県の浅漬けメーカー大手のマルハチは、夏の猛暑が追い風となり「若もぎ小茄子」と「山形のだし」を中心に売上げが伸長した。特に「山形のだし」は関西エリアと新たに展開した中京エリアで大きく伸び、前年比は平均50%増以上、一時は倍増近くまで伸長した。コメの…続きを読む