食品需給研究センターによると、24年の国産キムチ生産量は前年比5.0%減の18万3433tだった。韓国産キムチの対日輸出実績は同8.9%減の1万8383tで着地。合計で20万1816t、同5.4%減と前年を下回った。国内のキムチ全体の供給量に占める韓…続きを読む
紅ショウガや新ショウガなどのショウガ漬けは、主に海外産原料の輸入塩蔵ショウガを使用している。23年は干ばつによりタイ産が不作となり、中国産は生鮮ショウガが高騰。為替の影響もあり各社が確保に苦慮する年だった。24年は各主産地で豪雨や洪水の発生もあったが…続きを読む
梅の一大産地である和歌山県が、2年連続の不作で窮地に立たされている。同県における昨年の梅収穫量は、暖冬の影響で前年比51%減の2万9700tに急落。今年は開花後の降雨と低温で受粉不良が生じたため、平年以下の収穫量になると見込まれている。4月には連続し…続きを読む
◇有力専業卸動向 兵漬兵庫食品は、中間流通として培ったネットワークを基に他業種との連携による商品開発も行っている。商品の販売数やトレンドから「何が売れるか」を分析するとともに、生産者や加工業者とのコミュニケーションを通じて「何が作れるか」を把握し、…続きを読む
◇有力専業卸動向 名古屋市の丸越はこのほど、天候不順に伴う原材料の調達コスト増に伴い、収益力強化が課題となっている。そこで昨年6月稼働の物流センター「ハマキョウレックスみよし第三センター」(愛知県みよし市)を活用した物流効率化に注力。同時に製造工場…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 漬物と味噌の専門卸として、関西の食品流通を70年以上にわたり支え続けてきた兵漬兵庫食品。今期は経営基盤の強化を重点施策とし、物流の見直しや情報システムの整備など内部の改革を推し進めている。「猛暑や大雨など異常気象の影…続きを読む
◇有力専業卸トップインタビュー 24年から現在にかけて、コメの供給不足と高騰が漬物業界にも影を落としている。東京中央漬物(中漬)の齋藤正久社長は、円安や紛争による資材高騰、物価高も続いて値上げがやまない一年だったと振り返る。「釜めしの素なども売れ行…続きを読む
漬物業界は、国際情勢の深刻化や円安により増大するコスト環境、値上げによる買い控えなど厳しい状況下にある。24年には異常気象によるコメと原料野菜の不足が発生し、供給への影響は現在も続いている。「ご飯のお供」である漬物売場の活性化に向けた新しい価値提案も…続きを読む
食品需給研究センターの「食品生産流通統計」によると、「野菜・果実漬物」の2024年国内生産量は74万0265t、前年比7.7%減だった。食の多様化や物価高による消費減に加え、猛暑・豪雨といった異常気象による原料不足および高騰が影響したとみられる。一部…続きを読む
全日本漬物協同組合連合会(全漬連)によると、2024年の漬物生産量は前年から約6万1700t減少し前年比7.7%減、出荷金額は値上げ効果もあり3615億円と同1.1%減だった。漬物業界では人口減や食の多様化などに起因する消費の低迷、物流費や包装資材と…続きを読む