◇トピックス 和歌山県みなべ町と田辺市にまたがる「みなべ・田辺の梅システム」は、2015年に国連食糧農業機関(FAO)によって世界農業遺産に認定された。約400年の歴史を持ち、急峻な地形と痩せた土壌という厳しい自然環境の中で育まれてきたこの農業シス…続きを読む
愛知県稲沢市の天長食品工業の今期(25年7月期)売上げは魚介缶詰や梅干しなどの輸入販売がけん引する形で前年比2桁増の約85億円で着地する見込みだ。一方、漬物の売れ行きは低迷が続く。そこで来期12月をめどに完了する工場の設備更新を機にリパック加工機能を…続きを読む
漬物や惣菜珍味を製造販売する三幸の25年9月期は、前年に引き続き増収増益で着地する見通しだ。原料高騰やコメ不足などの逆風が吹き荒れる中でも、新規販売チャネルの開拓や価格改定により売上げを押し上げ、利益を確保した形。一方で来期も原料高騰のリスクを抱えな…続きを読む
新潟市西区・赤塚地域の大根のたくあん漬けなどを製造販売するヤマキ食品の今25年8月期は、3年連続となる赤塚産大根の不作に苦しんだ。また、味噌漬けなど一部商品が、市場のコメ不足の影響で伸び悩むなど苦戦を強いられる一年だった。大根の供給については、農家の…続きを読む
韓国産キムチ輸入会社の三輝では、キムチの食べ方提案やPRに注力している。コメだけでなく麺やパスタ、パンによるアレンジレシピの提案を通し、物価高でもキムチ需要の伸長に取り組む。 人気料理研究家がYouTubeに投稿したキムチ食べ比べの動画で同社の「陳…続きを読む
秋本食品は10年前から伸長しているキムチ・梅・酢漬けに着目し、健康軸からの漬物のアプローチに取り組んでいる。食物繊維や発酵による腸活をポイントに乳酸菌で発酵した漬物を「発酵の旨味」シリーズとして展開した。第1弾として昨11月に新発売した「乳酸発酵白菜…続きを読む
山本食品工業は3本柱のラッキョウ、ショウガ、ニンニクが数量・金額ともに順調に推移しており、25年度の目標額到達もクリアできそう。業務用がコロナ禍の落ち込みから回復しつつあり、現在は高菜の販路拡大を目指し外食や中食などで提案、導入が進んでいる。ニンニク…続きを読む
中田食品は、地域経済の基幹となる梅産業の維持発展に向けた取り組みの一つとして、消費者とのコミュニケーション機会拡大に注力している。6月6日の「梅の日」に合わせて開設したコミュニティーサイト「うめニティ」では、梅をテーマにした多彩なコンテンツにより“梅…続きを読む
備後漬物は24年9月に「細かく刻んだ白菜キムチ」を新発売した。ふりかけを意識した商品で、1cm未満に刻んだ白菜にごま油を加えた食べ切りサイズで展開。ご飯のお供として提案したところ、40~50代を中心に評判も良く順調に推移した。25年3月には第2弾「ち…続きを読む
ショウガを主力に扱う遠藤食品では、パッケージの栄養成分表示をこれまでの100gから1食分相当(10g)の常食量表示に順次切り替えを進めている。漬物の高塩分イメージからの脱却を図り、同社では昨年10月から率先して取り組みを開始した。切り替えは現在も順調…続きを読む