キユーピー、卵製品の供給維持 タイトな原料需給克服
2025.07.09鶏卵相場の高止まりが続く中、キユーピーが業務用卵素材・卵加工品の供給継続で成果を上げている。原料需給に合わせた機動的な価格転嫁と並行して製品在庫に厚みを持たせることで、2年前の鶏卵ひっ迫時に多発した欠品・休売の再来を回避している。相場の急騰に反して卵…続きを読む
不二製油は1日、9月1日納品分からチョコレート製品・油脂加工製品などの価格改定を行うことを発表した。23年からのカカオ原料の生産減や供給不安による高騰、乳製品・油脂の価格上昇、原材料、物流費、人件費などのコスト上昇を受けて実施するもので、原料配合量に…続きを読む
たいまつ食品は6月30日、鏡もち全商品の価格改定を発表した。9月1日出荷分からで改定率は10~28%の値上げとなる。原料米価格の高騰および資材費・物流費の継続的な上昇が吸収しきれなくなったことによるもの。 価格改定対象は33商品。また、「お鏡餅 こ…続きを読む
UCC上島珈琲は10月1日出荷分から、家庭用飲料製品の一部のメーカー出荷価格を改定すると6月25日に発表した。今回、価格改定を実施するのは、パーソナルサイズの製品23アイテム。その結果、該当製品の小売店での実質店頭価格は、10~25%程度上昇するもの…続きを読む
ニップンは6月26日、家庭用冷凍食品の価格改定を発表した。改定内容は家庭用冷凍食品を約5~12%値上げする。9月1日納品分から実施する。(久保喜寛)
甲味食品興業所はカレー粉の製造を長年にわたり続けており、老舗メーカーとして加工メーカーなどに製品を販売している。昨年は、スパイス原料の高騰などコスト上昇に伴い価格改定を実施。好調が続くレトルトカレー向けは、売上げが伸長し数量も回復傾向にある。 同社…続きを読む
●原料高への対応続く 家庭用カレー粉市場の昨年度は金額ベースで前年比約3%増と堅調に推移した。業務用はレトルトカレーや製菓原料向けの加工用が伸長したことで、前年を大きく上回ったと推測される。家庭用カレー粉で主力となるエスビー食品の「赤缶」は前年を上…続きを読む
レトルトカレー市場はこれまで拡大を続けてきたが昨年度はその成長速度は鈍化した。価格改定により値頃感が薄れたことが一つの要因といえる。しかし単身世帯や共働き世帯、高齢者の増加などで、食における時短や簡便化志向の高まりは引き続いて拡大傾向にある。今後につ…続きを読む
伊藤園は「お~いお茶」など一部飲料・リーフ製品のメーカー希望価格および出荷価格を10月1日から改定する。包材を含む原材料価格の高騰に加え、物流コストの上昇などに対応するため、現行価格体系から希望小売価格を2.4~22.2%改定する。対象はドリンク製品…続きを読む
岩塚製菓は6月25日、米菓の一部製品について価格改定と規格変更を発表した。原料米などの価格高騰に加え、物流費や人件費の継続的な高騰により、自助努力での価格維持が極めて困難な状況になった。 価格改定は8月1日または9月1日から納品分で、対象品目は「田…続きを読む
ニチレイフーズは冷凍米飯商品を約10%値上げする。家庭用はおにぎり商品全5品を9月1日納品分から、業務用はおにぎり商品全品と米飯商品の一部を10月1日の納品分から価格改定。米価高騰などで自助努力だけではコスト増を吸収することが困難な状況となったため。…続きを読む