ニップンは6月26日、家庭用冷凍食品の価格改定を発表した。改定内容は家庭用冷凍食品を約5~12%値上げする。9月1日納品分から実施する。(久保喜寛)
甲味食品興業所はカレー粉の製造を長年にわたり続けており、老舗メーカーとして加工メーカーなどに製品を販売している。昨年は、スパイス原料の高騰などコスト上昇に伴い価格改定を実施。好調が続くレトルトカレー向けは、売上げが伸長し数量も回復傾向にある。 同社…続きを読む
●原料高への対応続く 家庭用カレー粉市場の昨年度は金額ベースで前年比約3%増と堅調に推移した。業務用はレトルトカレーや製菓原料向けの加工用が伸長したことで、前年を大きく上回ったと推測される。家庭用カレー粉で主力となるエスビー食品の「赤缶」は前年を上…続きを読む
レトルトカレー市場はこれまで拡大を続けてきたが昨年度はその成長速度は鈍化した。価格改定により値頃感が薄れたことが一つの要因といえる。しかし単身世帯や共働き世帯、高齢者の増加などで、食における時短や簡便化志向の高まりは引き続いて拡大傾向にある。今後につ…続きを読む
伊藤園は「お~いお茶」など一部飲料・リーフ製品のメーカー希望価格および出荷価格を10月1日から改定する。包材を含む原材料価格の高騰に加え、物流コストの上昇などに対応するため、現行価格体系から希望小売価格を2.4~22.2%改定する。対象はドリンク製品…続きを読む
岩塚製菓は6月25日、米菓の一部製品について価格改定と規格変更を発表した。原料米などの価格高騰に加え、物流費や人件費の継続的な高騰により、自助努力での価格維持が極めて困難な状況になった。 価格改定は8月1日または9月1日から納品分で、対象品目は「田…続きを読む
ニチレイフーズは冷凍米飯商品を約10%値上げする。家庭用はおにぎり商品全5品を9月1日納品分から、業務用はおにぎり商品全品と米飯商品の一部を10月1日の納品分から価格改定。米価高騰などで自助努力だけではコスト増を吸収することが困難な状況となったため。…続きを読む
鶴味噌醸造は今春、価格改定を実施した。海外では合わせ味噌の「鶴」、米味噌の「亀」、麦味噌の「龍」などが特に好調だという。特に多い輸出先は中国とフランス。 中国では、味噌を使う文化が浸透し始めリピーターも多い。スープよりも手軽に作れる味噌汁に、注目が…続きを読む
ロッテは18日、菓子商品とアイスクリーム商品の価格改定を実施すると発表した。 対象は市販用菓子が128品(ガム48品、チョコレート62品、キャンデー5品、ビスケット13品)で7月1日出荷分から実施する。出荷価格に対し4.5~47.2%値上げする。市…続きを読む
【関西】小西酒造は10月1日出荷分から清酒・焼酎の約100品目の価格改定を実施する。原料米価格の急激な高騰や包装資材などのコストの大幅な上昇が続いているため。参考小売価格の約7~27%の値上げとなる。18日、発表した。(藤林敏治)