新トップ登場:東海漬物・大羽儀周社長 まず社内改革で土台固め
2025.12.05
●新しい価値観を 東海漬物は11月27日に第84回定時株主総会および取締役会で役員選任を行い、大羽儀周氏が第10代新社長に就任した。市場環境の大きな変化の中、意思決定のスピード化と新しい価値観で経営に取り組む必要があるとして、10年にわたり基盤強化…続きを読む
第二次世界大戦後、日本の食生活も洋風化が進み、パンはコメに次ぐ主食として欠かせない存在となった。しかし、日本は小麦の大部分を輸入に頼っており、自給率は約18%、パン用の国産小麦に限定すると約8%と低い水準である。こうした状況を懸念し、08年より敷島製…続きを読む
4つの企業から成る菓子業界に特化した専門商社、MDグループの一員であり、グループ全体のバックオフィス業務と物流機能を支えるMDホールディングス。2012年から始まった自社ブランドには、菓子の卸問屋として培った業界ネットワークを生かしたニッチな商品が並…続きを読む
収益構造改革は長い間やるものではない。当初から2年間と決めて、味噌事業では計画以上の構造改革ができた。前期に当初業績予想を上回ったのは、豆乳飲料のけん引に加え、味噌で一定の利益を確保できた点も大きい。赤字続きだった味噌事業だが、ようやく黒字化のめどが…続きを読む
金額が伸びて個数が伸びないというのは、短期で見ると収益を取りやすい環境だ。ただ長期的に個数が下がり続けていき、価格が上がり続けると消費がシュリンクし、その結果金額も伸びなくなってしまう。その時にはコストもインフレ基調が続いているので、逆転して非常に厳…続きを読む
日本酒の酒蔵は設備投資が足りない。今あるものでやろうとするからそれ以上伸びない。酒蔵だけの話ではなく、どの業界でも同じことがいえる。 日本酒「獺祭」を造る獺祭(旧旭酒造)という会社を私は40年間経営してきた。基本的には毎年売上げの1割を設備投資に充…続きを読む
◇株式会社アークス 代表取締役会長・CEO 横山清氏に聞く 聞き手:新井ゆたか(前消費者庁長官)、加藤孝治(日本大学教授) * * * 新井:御社は北海道で事業を始め、東北から北関東へ「八ヶ岳連峰経営」(※注)を展開し、地域の中堅スーパーを…続きを読む
◇日清製粉株式会社 取締役社長 山田貴夫氏 インタビュー日:2025年3月31日(月曜日)14:00~16:00 インタビュー場所:日清製粉株式会社 本社(千代田区神田錦町) 聞き手:新井ゆたか(前消費者庁長官)、加藤孝治(日本大学教授) * * …続きを読む
台湾の老舗冷凍食品メーカー「奇美食品」は、冷凍中華まんや冷凍水餃子など、自国の伝統的な味を簡単に味わえる商品を多数販売し、共働き家庭や単身者を中心に人気を集めてきた。国内外で幅広いビジネスを展開する奇美グループの食品産業を50年以上担い、数多くの国際…続きを読む
冷凍食品の登場からおよそ100年が経過した。各メーカーが品質と味の向上に取り組み、今後もさらなる発展が予想される。家庭用冷凍食品市場は70年頃から急成長し、女性の社会進出や単身世帯数の増加も相まって、食卓に欠かせない存在へと成長した。こうした背景から…続きを読む
今シーズン、兵庫県手延素麺協同組合が3月に行った「揖保乃糸」全商品5%の価格改定は市場で一定の浸透を見せた。先行きの危ぶまれた需要も梅雨明けを境に劇的に回復、前年並みの人気となり、ギフトも特約店の工夫で数字を伸ばした。一方、今年度(26年8月期)の生…続きを読む