日本食糧新聞・動画版
インタビュー
トップの視点:とんでんホールディングス・長尾治人社長 あえて貫く“非効率”
北海道発祥の「和食処とんでん」(以下、とんでん)は創業以来、北海道そば、天ぷら、鮨、茶碗むしを看板メニューに、定番和食をセット提供する和風ファミリーレストランスタイルを守っている。「楽しい時間をお手伝いするのがとんでんの役割」と心得、時代に逆行するかのような「非効率」を貫く。外食産業が目覚ましく進化している今、とんでんが考える飲食店の在り方とその目指す姿について、長尾治人代表取締役社長に話を聞いた。続きを読む
トップの視点:WDI・清水謙代表取締役 ホスピタリティで「ワオ!」を演出
昨年、創業50周年を迎えたWDIは、「カプリチョーザ」や「ウルフギャング・ステーキハウス」など国内外の優良ブランドを輸出入し展開するほか、「ちんや」といった国内老舗ののれんを承継。「ダイニングカルチャーで世界をつなぐ」を理念に食文化の伝道師としてマルチブランド経営に先駆けてきた。現在展開するストアブランドは27事業・合計162店舗(海外店とFC店含む・5月末現在)。そして半世紀を節目にWDIの存在意義を見直す「サステイナビリティ経営」を打ち出した。WDIの伝統と革新のDNAを受け継ぎ、経営者として20年目を迎える清水謙代表取締役に展望を聞いた。続きを読む
トップの視点:銀座久兵衛・今田洋介主人 にぎり一筋、生涯現役 現場第一、率先垂範
1935年創業の「銀座久兵衛」は、日本の食文化を象徴する江戸前すしの名店として、すし文化の発展をリードしてきた。2代目の今田洋介主人(78歳)は、約60年にわたり銀座ですしをにぎり続けてきた風雲児。「にぎり一筋、生涯現役」を理念に、「現場第一、率先垂範」を実践する今田主人に業界の課題や展望を聞いた。続きを読む
トップの視点:惣菜サミット・小平昭雄会長 惣菜こそSMブランドの主役
近年、目覚ましい発展を続けている中食市場。中でもスーパーマーケット(以下、SM)の惣菜・弁当(以下、惣菜)は、かつて売り物としてきた利便性や価格訴求の枠組みを超え、外食専門店に匹敵する本格的な品質を提供し始めている。その旗振り役としてSM惣菜の改革に努めてきたのが小平昭雄氏だ。SM惣菜の手本とされる「ヨークベニマル」と「ヤオコー」で手腕を発揮し、現在は「惣菜サミット」の会長として各方面で指導に当たる小平氏にSM惣菜の現状と展望を聞いた。続きを読む
トップの視点:ワタミ・渡邉美樹会長兼社長 アフターコロナは市場再編の好機
コロナ禍の後遺症が危ぶまれる居酒屋業界。その旗手であるワタミの動向が注目されているが、トップの渡邉美樹氏は「ワタミが産業化する好機」と意気揚々だ。コロナ禍を契機に既存店の転換、宅配食の強化、焼肉や寿司の新規出店など事業多角化を矢継ぎ早に打ち出し、6次産業化を図る「ワタミモデル」の実現に突き進んでいる。そう遠くない外食市場の再編、真の産業化に向け、着々と準備を進めている渡邉氏の見立てを聞いた。続きを読む
トップの視点:「一風堂」力の源ホールディングス・河原成美社長 丁寧の研鑽こそ王道
「一風堂」の河原成美社長は、ラーメンブームの立役者であり、ラーメンの海外普及をリードする、まさにラーメン業界の生きるレジェンド。70歳を迎えた今も新時代に向けたラーメン改革が止まらない。ウィズコロナやアフターコロナが叫ばれる今後、ラーメン市場はどのように変化するのか。新しい生活様式におけるラーメン市場の展望を聞いた。続きを読む
日本食糧新聞記者が業界の最新動向を解説【That’s番記者】
【動画】牛乳・乳製品に「癒やし」の価値も 酪農乳業界の課題やトレンドを記者が解説
いま朝食に「めざまし茶づけ」が定牛乳・乳製品はコロナ禍で新たな問題と新しい価値観の狭間で揺れ動いている。従来は健康食品として消費者の手に取られていたが、現在は「癒やし」など情緒的な価値が徐々に高まりつつある。今回の「That’s番記者」では日本食糧新聞の牛乳・乳製品担当の小澤弘教記者が、市場の課題やトレンドなどについて解説する。続きはこちら
【動画】「めざまし茶づけ」が定着した背景は…ふりかけ・お茶漬け業界トレンドを記者が解説
マンネリ化するメニューを打破するレシピを模索 働く母親トレンドアンケート
【動画】回転寿司スイーツで集客強化 大手3社の戦略と注目メニューを記者が解説
【動画】進化する映えメニュー、5つのトレンドを外食記者が解説
【動画】食品業界の2021年最終着地額を記者が予想 コロナ禍で内食が伸長もチャネルで明暗
【動画】環境に優しいほど「あずきバー」はおいしくなる…井村屋工場でのSDGs推進を記者が解説
【動画】進化と拡大を続けるシリアル市場のトレンドと企業戦略を菓子記者が解説
【動画】ぬか床が人気急上昇 いりぬか・ぬか漬けの素市場のトレンドを乾物記者が解説
食品CM
2024年11月前期CM好感度調査 「商品にひかれた」要因の高かった食品系銘柄TOP10
<1>今川焼(ニチレイ)
<2>カップヌードル(日清食品)
<3>カレーメシ(日清食品)
<4>金麦(サントリー)
<5>スーパードライ(アサヒビール)
<5>明治プロビオヨーグルトR-1(明治)
<7>スーパードライ ドライクリスタル(アサヒビール)
<7>キユーピードレッシング(キユーピー)
<9>晴れ風(キリンビール)
<9>KOIKEYA FARM(湖池屋)
<9>サントリー天然水きりっと果実(サントリー食品インターナショナル)
CM総合研究所が実施する「CM好感度調査」より集計。CMの好感要因「商品にひかれた」の得票数順にランキング化。
調査対象期間:2024年10月20日~2024年11月4日
調査対象:東京キー5局からオンエアされた食品・菓子・飲料・酒類の全CM
モニター:関東1都6県在住の6才以上の男女1500人
※同一順位の場合、CM好感度の高い順に表示。
当月度のオンエアCM総数: 363銘柄
本ランキングは月2回の更新です。
世界の食品CM
人々が戻り始めた会社に必要なものは…【世界の食品CM】
コロナ禍で長い間自宅でリモートワークしていた人々。すっかり家で仕事をすることに慣れてしまった彼らをなんとか会社に戻って働いてもらうために、オフィスにウォータースライダーを設置したけれど、おかげで床は水浸し。結論は? 「どうやらイージィーケイタ―(ezCater)でランチを頼んだ方がよかったようだな」と、水浸しのオフィスでつぶやく上司2人。続きを読む
外食レストラン新聞連動メニュー動画
メニュートレンド:とろ~りの瞬間にドキドキ “巻かない”発想でバズる一皿
オムライスは洋食店の鉄板メニュー。味は店によりさまざまだが、“卵で巻いて出す”のが一般的なスタイルだ。その概念に一石を投じる“卵を流す”臨場感あるスタイルを生み出したのが、大阪・心斎橋にある「卵ソムリエのお店 bamboo」。見た目も美しい卵料理に感動する女性客が続出し、インスタで拡散。客がさらに客を呼ぶ人気店として成長中である。続きはこちら
メニュートレンド:「マグロ焼肉」人気上昇中 珍しいホルモンが新感覚
メニュートレンド:湯葉で包んで焼く驚きの発想 米粉でグルテンフリーに変更
ワケありの盛り付け:インパクトあるインパクトあるビッグな揚げ
メニュートレンド:客を呼ぶキュートな星形ピザ 薪窯で生み出す魅力的な食感
メニュートレンド:どっちにする!? 2種類の郷土料理で鯛を堪能
ワケありの盛り付け:まぜたらアカン!まぜそば 麺はご飯、具材はおかず感覚
食品ニュース関連動画
23年上期の業種・カテゴリー天気予報:快晴4業種 価値訴求型商品で需要喚起
2023年上期(23年1~6月)食品カテゴリーの総合展望を天気予報形式で占った。今年は22年に本格化した食品値上げラッシュが年初から継続する中、歯止めのかからない物価上昇と実質賃金の減少を背景に、消費マインドの冷え込みが懸念される局面だ。昨年のコロナ禍の行動制限全面解除によって外食市場が回復へ転じる一方、内食の調理離れが加速するといった消費構造の変化も進むと想定される。23年の食品界は物価上昇に対応した価値訴求への取組みがより重要性を増すとともに、ウィズコロナ・アフターコロナの生活様式を的確にとらえた提案が不可欠なキーワードになりそうだ。(業界天気予報取材班)続きを読む
本紙選定・2022年重大ニュース 値上げ、コスト高騰に追われた1年
2022年の食品業界は、未曽有の値上げラッシュとコスト高騰の対応に追われた一年だった。ウクライナ情勢や急速な円安影響による原料・燃油価格の上昇を受け、ほぼすべての食品カテゴリーが値上げを実施。それでもコスト吸収が追いつかず、多くのメーカーが収益確保に苦戦を強いられた。3月にはコロナ禍での行動制限が撤廃され、人流の復活が外食やCVSの追い風になる動きも。外食の10月売上げが初めて19年を上回った一方、再び内食離れが進むなど市場の変化は目まぐるしい。続きを読む
「ラーメンは日本だ」 ラーメン文化振興議員連盟会長・石破茂衆議院議員に聞く
「ラーメンは日本だ」–。そう言い切るのは石破茂衆議院議員だ。自民党有志議員を中心とした「ラーメン文化振興議員連盟」(ラーメン議連)がこのほど設立され、ラーメンに強い思い入れを持つ石破衆議院議員が会長に就任した。ラーメン議連は全国各地のご当地ラーメンを振興し、地方創生につなげるとともに、日本発のラーメンを中心とした日本の食文化を国内外に広く発信することを目的にしている。同時に、ラーメンから浮き彫りになる日本の食と農の未来を考え、取り組みを拡大する方針だ。ラーメン議連の活動と果たす役割について、石破会長が語った。続きを読む
農林水産省・組織再編
農林水産省の食品産業政策が7月1日付の組織再編によって転機を迎えた。11年9月に発足し、それまで中枢を担った食料産業局を廃止。その心臓部を大臣官房の下の「新事業・食品産業部」へと移行した。「局」から「部」への再編によって食品産業政策の後退を不安視する声もある一方、省のかじ取り役でもある大臣官房に設置されることに、期待感を示す声もある。食品産業政策はどう変わるのか。続きを読む
2021年の国内食品販売額予想
日本食糧新聞社・日食動向調査室は、わが国食品産業の規模を示す2020年の国内飲食料最終消費額を推定し21年を予想するに当たって、「食の統計」(※「日本食糧新聞」または「日本食糧新聞・電子版」の「紙面ビューアー」に毎月中旬に掲載)の(1)飲食店の販売額(2)スーパー(総合スーパー、食品スーパー)の飲食料品販売額(3)コンビニエンスストア(CVS)のファストフード(FF)・日配食品販売額(4)CVSの加工食品販売額(5)持ち帰り・配達・飲食サービス業の販売額(6)ドラッグストア(DgS)の食品販売額(7)DgSの健康食品販売額(8)百貨店の飲食料品販売額――のほか、経済産業省の「電子商取引に関する市場調査」の「食品、飲料、酒類市場規模」を(9)ECの食品・飲料・酒類販売額――として(1)~(9)の合計から国内食品販売額をまとめた。続きを読む
1分動画解説!食品業界キーワード
【1分動画解説!食品業界キーワード】ほぼ
カニやウニ、ウナギといった高級食材と食感や風味がそっくりなコピー食品が伸長している。値上げムードが続き高級食材を買い控える人も少なくない中で、「ほぼ」本物のような味を手軽に食べられるのはうれしい話だ。またコピーといえど、いずれも完成度は高く、楽しい!おいしい!というのも人気持続の理由だ。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】食のウェルネス
ウェルネスとは「身体、精神、社会環境のいずれも健康である状態」を指すキーワード。おいしく健康増進できることが世界中でトレンドとなっており、日本も例外ではない。食のウェルネスを通じて消費者のQOLを向上する働きが、ますます盛んに行われそうだ。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】進化系自販機
コロナ禍における非対面での購入ニーズの増加や冷凍技術の発達などを背景に、自動販売機がさまざまな形で進化している。外食自粛で爆発的に普及した冷凍ラーメンなどの自販機は、一過性のブームを超えて一つの食文化として定着しつつある。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】物流の2024年問題
「物流の2024年問題」とは、2024年4月1日の働き方改革関連法の施行に伴い、物流業界で生じるさまざまな問題を示す。トラックドライバーはEC市場の急成長による宅配便の増加などで長時間労働が常態化しているが、時間外労働の上限が「年960時間」になることで以下のような問題が生じる。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】ノンアル
ノンアルコール飲料市場がコロナ下で拡大している。外食店での飲酒の代替や、健康意識の高まりなどが背景になっており、2017年から2021年にかけて約1.5倍にまで成長している。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】昆虫食
将来的な食料危機を救う食品として「昆虫食」への注目が欧米を中心に広まっている。牛や豚に比べ飼育する際に地球環境に与える負荷が少なく、栄養価が高い点も利点として受け入れられている。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】ロカボ
ロカボとは「緩やかな糖質制限」という概念で、食・楽・健康協会は、糖尿病につながる食後高血糖の注意喚起などを目的に「おいしく楽しく適正糖質」を推奨している。外出自粛やテレワークの常態化によりコロナ太りが社会問題となるなか、低糖質(糖質オフ)食品への関心が高まっている。続きを読む
【1分動画解説!食品業界キーワード】オートミール
オートミールとは、オーツ麦を脱穀して調理しやすく加工したもの。2022年現在、日本のオートミール市場は100億円規模まで急成長したもよう。コロナ禍で巣ごもり生活が続き、運動不足から健康意識が高まったことで、食物繊維など栄養素が豊富でダイエットにも活用できるオートミールを手にする人が増えた。続きを読む
オンラインセミナー
「地球環境の負荷軽減に資する実現可能な容器包装のあり方」櫻庭英悦EPAC代表理事【日食SDGsオンラインセミナー動画】
日本食糧新聞社はSDGsセミナー第1弾となる「食品ロス特別セミナー」を6月8日にオンラインで開催した。元農林水産省食料産業局長で一般社団法人環境にやさしいプラスチック容器包装協会(EPAC)代表理事の櫻庭英悦氏は、海外における税制全体のグリーン化事例を紹介し「国境炭素税」導入への早期対策を求めた。続きを読む
「コープこうべの環境チャレンジ目標“エコチャレ2030”と『地域・組合員と進める食品ロス半減』」益尾大祐・生活協同組合コープこうべ執行役員【日食SDGsオンラインセミナー動画】
表彰
業務用・外食/機械資材素材/地域貢献3賞特集:カジワラ「電磁スチーム300」
カジワラの「電磁スチーム300」は、IHの高温と蒸気加熱の高カロリー供給で、大量調理でも手作りのおいしさを再現する「電磁スチーム」の鍋を改良することで、食品に接する温度を300度Cに上げることが可能となった。続きを読む
業務用・外食/機械資材素材/地域貢献3賞合同表彰式 高い開発・技術力に栄誉
日本食糧新聞社は16日、東京・新橋の第一ホテル東京で「第25回業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞」(農林水産省後援)ならびに、「第24回日食優秀食品機械・資材・素材賞」「第9回地域食品産業貢献賞」の表彰式を行った。業務用加工食品ヒット賞/外食産業貢献賞は20社(商品・ブランド)、機械・資材・素材賞は2部門8製品(資材賞は該当なし)、地域食品産業貢献賞は7社に授与された。受賞した企業の取組みや商品はいずれも食品業界の発展に大きく貢献するもので、その開発力や技術力、社会貢献度などが評価された。続きを読む