ポテトチップスの筒に手を入れて抜けなくなった男の一生を30秒に【世界の食品CM】

スーパーボウルのCMは普段より3倍長い30秒。その枠のためにTV局に支払う金額は、650万ドルから700万ドル。8億円以上も支払うのだから、中身も充実させなければならない。10秒のCMをそのまま長くするだけでは30秒はもたない。何らかのストーリーが必要になってくる。

ケロッグズ(Kellogg’s)のプリングルズ(Pringles)のポテトチップスのCMは食べ始めたものの、筒に入った最後の1枚をどうやって取り出すか、誰もが経験するこの難題。もちろん、容器を傾ければ取り出すことができるが、そうすれば、中の細かいかけらも飛び出てくる。

最後の1枚を取り出すために筒に手を入れて抜けなくなった1人の男が、その後どういう人生をたどることになったか・・・? 30秒で一生を駆け巡る(※You Tube動画では90秒)。行き着くところはハッピーエンド。不自由をものともせず、幸せな一生を送ったのだ。

人生とはこういうものでなければならないと、最後には納得してしまう。しかし、また筒に手を入れて抜けなくなった若者が・・・。彼はいったいどんな人生を送ることになるのだろう? 余韻を残してCMは終了。(日食外食レストラン新聞 ニューヨークNY駐在記者・外海君子)

日本食糧新聞・動画版

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