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2024年4月、日本の農業政策の基本的な方向を示す「農業基本法」(食料・農業・農村基本法)が改正された。その最大のポイントは、「食料安全保障の確保」を基本理念の中心に位置づけるとともに、一次生産者から食品製造業・卸売業・小売業までを包含する持続的産業基盤の確立を目指す法律に生まれ変わったことだ。今後、食に関わるすべてのプレーヤーは、農業基本法と無関係ではいられない。加工食品業界の視点で全体像を確認してみよう。