食の安全を支える微生物検査の歩み(9)食品微生物検査のGLPと精度管理
2025.01.01GLP(Good Laboratory Practice:優良検査所規範)の考え方は、1950年代末から60年代初めに世界十数カ国で発生したサリドマイド薬害が発端とされ、医薬品の分野から始まった後、食品の分野にも導入された。 GLPの基本的な考え方…続きを読む
【中国】広島でギョウザの皮や春巻きの皮などの製造・販売を行っている井辻食産は、昨年11月に本社工場=写真=を県北の安芸高田市へ移転したが、この11月にFSSC22000およびISO22000の認証を再取得した。これにより、食品安全管理の国際基準を新工…続きを読む
輸入洋酒を扱う企業からなる日本洋酒輸入協会は5日、恒例の年末会見を東京・京橋モルチェで開き、磯野太市郎理事長(明治屋社長)が足元の輸入数量について、2L以下のワインはコロナ前の19年比で14.8%減と大きく減少していると懸念を示した。 海外産ワイン…続きを読む
静環検査センターはこのほど、恒例の「静環オータムセミナー」を開催し、東京サラヤHACCP事業推進室の家柳典行室長が食品安全文化、ペットフード公正取引協議会の黒崎陽一氏がペットフード関連の法律やルールをテーマに講義を行った。また、静環検査センターの稲垣…続きを読む
食品微生物科学協会(武政二郎会長)は11月15日、2024年度「食の安全安心セミナー」を開催し、基調講演として兵庫県保健医療部の天野和幸氏が基本的な食中毒対策、特別講演として神戸学院大学の伊藤智氏が災害時の食品安全をテーマに講義を行った。 特別講演…続きを読む
食の安全と微生物検査(五十君靜信理事長)は11月22日、東京農業大学世田谷キャンパスで2024年度の第2回講演会を開催した。今回は食品ロス削減と安全性確保をテーマに、消費者庁の田中誠氏と農林水産省の速見基弘氏が食品ロス削減に向けた行政の取組み、キユー…続きを読む
【北海道】JAグループ北海道は11月20日、札幌コンベンションセンターで「第31回JA北海道大会」=写真=を開催。Web参加も含め全道のJA、青年組織、女性組織代表ら約3000人が集まった。 大会はJAグループ北海道が、将来ビジョンの実現に向け組合…続きを読む
島津ダイアグノスティクスは、2024年度の阪崎利一賞の受賞者として明治品質本部の松本知克氏を選考し、10月24日に授賞式を開催した。同賞は日本の食品微生物学の第一人者として知られる阪崎利一博士の功績をたたえて10年に創設された。松本氏は受賞に際して「…続きを読む
社会的ニーズと同様に、食品微生物検査の分野においても迅速・自動化は不可欠なものとなっている。 食品微生物検査の迅速化は、欧米では1970年代後半から80年代初頭が黎明(れいめい)期とされる。筆者が社会人となったころである。一方、わが国では約10年遅…続きを読む
昨今の人手不足や省エネなどの観点から、食品工場では清掃・洗浄作業をいかに効率良く行うかが重要課題となっている。汚れと洗浄・除菌メカニズムや洗浄・除菌剤など洗浄技術の基本をきちんと理解した上で、使用する洗剤や洗浄道具あるいは洗浄時間を見直しどのように効…続きを読む
◇(公社)日本べんとう振興協会 技術顧問 中川弘氏 10月16日から3日間、インテックス大阪で開催された第12回ファベックス関西2024の主催者特別セミナーとして18日、(公社)日本べんとう振興協会技術顧問の中川弘氏による「食品製造現場における衛生…続きを読む