サステナビリティ特集2025

サステナビリティ特集:SDGs最前線=外食 消費者利点の施策を推進

特集 外食 2025.06.28 12957号 27面
くら寿司では駆除対象になっていた低利用魚の「ニザダイ」を研究し、キャベツで畜養することでおいしく活用。大阪・関西万博店で販売している

くら寿司では駆除対象になっていた低利用魚の「ニザダイ」を研究し、キャベツで畜養することでおいしく活用。大阪・関西万博店で販売している

「餃子の王将」は全国の子ども食堂などに「お子様弁当」を無償提供。累計提供食数は96万食を超える

「餃子の王将」は全国の子ども食堂などに「お子様弁当」を無償提供。累計提供食数は96万食を超える

日本サステイナブル・レストラン協会が掲げるFOOD MADE GOODスタンダード

日本サステイナブル・レストラン協会が掲げるFOOD MADE GOODスタンダード

「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO」の姿勢とこだわりを伝える看板メニュー「マルゲリータSTG」は3200円(税込み)。高価格帯ながら最も人気が高い

「PIZZERIA GTALIA DA FILIPPO」の姿勢とこだわりを伝える看板メニュー「マルゲリータSTG」は3200円(税込み)。高価格帯ながら最も人気が高い

有力外食企業13社におけるSDGsの主な取り組み例

有力外食企業13社におけるSDGsの主な取り組み例

 外食産業でも「持続可能な循環型社会の実現」に向けた取り組みが加速している。一方で、消費者が飲食店を利用するに際して「サステナビリティ推進に積極的な店」という視点で選択する風潮は、日本ではまだ浸透していない。サステナ視点での消費者ニーズが高まっていない現状、飲食店のSDGs推進は「生産者支援」「食品ロス削減」「環境配慮、フェアトレードのベターな食材使用」などからスタートし、社会貢献を前提にしながら「健康感訴求」「食材の付加価値アップ」といった、まずは消費者の明確なメリットにつ

購読プランはこちら

非会員の方はこちら

続きを読む

会員の方はこちら