サステナビリティ特集2025
サステナビリティ特集:ヤマタネ もみ殻からセルロース 集落営農の事業承継も
◇米穀業界リポート
「産地の続くを支える」を掲げるヤマタネは、もみ殻からセルロースを抽出・販売する事業を開始。稲作の課程で大量発生するもみ殻の排出量は、コメ生産量の約2割に当たる約150万t(年間)に上り、廃棄コストや環境負荷で産地課題となっている。同社は、未利用バイオマスの活用に取り組むトレ食の技術を活用し、年内をめどに、パートナー産地のJA新みやぎ管内・宮城県栗原市内に処理施設を設置し、初年度の26年、もみ殻約600tからセルロース約240tを