関東歳暮ギフト特集:缶詰・レトルト食品=缶詰減退、レトルト堅調
2025.11.19缶詰ギフトはここ数年、新型コロナ流行期をピークに需要の減退傾向が続く。一方、レトルト食品ギフトは缶詰からのシフトやアイテム拡大を背景に堅調を保っている。コロナ禍では長期保存が可能なカテゴリーが見直され、需要が急伸。ただ正常化後は原材料価格の高騰もあり…続きを読む
●新たな食卓提案 中部地区を代表する名古屋市の老舗香辛料メーカー・金印は少量でも豊かな香りと味わいを楽しめる新商品「わさびオイル」=写真(右)=と「ゆずオイル」=同(左)=を7月から発売した。 全国的な天候不順による作物の不作や1次加工費用の上昇…続きを読む
「安曇野わさび」の産地メーカー・マル井は、その強みを生かした高付加価値型アイテムの展開に力を入れる。昨年9月に発売したヒットシリーズの家庭用常温チューブタイプ「信州安曇野産あらぎりわさび」=写真=の売れ行きは好調で、全国に採用店舗を拡大中だ。 「製…続きを読む
信州を代表する農産物「わさび」。豊かな水資源と冷涼な気候を生かし、加工わさびや「わさび漬」など漬物用の原料として国内最大の生産規模を誇るが、気候温暖化などの影響でその収量は不安定になっている。 農林水産省・特用林産物生産統計調査によると、長野県の2…続きを読む
首都圏の加工わさび市場は、全体として堅調な推移を続けている。家庭用では価格改定が浸透したことに加え、特売が減少していることで販売単価はやや上昇または維持といった形だ。業務用の首都圏市場は旺盛なインバウンド需要や外食産業の回復に伴って数字は堅調な推移を…続きを読む
加工わさびの原料をめぐる最近の環境は、国産本わさび不足に悩まされてきた。この現状は、今夏に産地の天候が順調だったことで一定程度の改善が見込まれた。しかし、秋からの天候不順や夏場に早い段階での出荷が行われたことが判明するなどで現在も大幅な不足感が続いて…続きを読む
加工わさび業界の業務用市場は、各メーカーが価格改定の実施や物流費削減、人的資源の有効活用などの自助努力により売上げは回復傾向にある。この傾向をけん引しているのが加工わさびの輸出だ。輸出は世界的な和食ブームが続いていることで好調を持続している。加えて、…続きを読む
家庭用の加工わさび市場は9月までの直近1年間で市場全体は前年並みで推移した。チューブタイプが金額で前年比0.1%増、数量で同0.9%減。粉わさびは金額で2.6%増、数量で5.0%減の実績。家庭用市場は金額的には堅調な推移を続けているが、数量では伸び悩…続きを読む
加工わさびは和食ブームによる世界的な需要の増加で、全体としては伸長している。国内でもインバウンド需要の増加による効果が家庭用、業務用製品ともに現れている。一方で全体の国内市場は家庭用が前年並み、業務用は回復基調にあるものの先行きは不透明だ。加えて、国…続きを読む
山形県山形市の城北麺工の2025年8月期決算は増収増益だった。原料米や資材、人件費が高騰する中、適切な価格転嫁を進めてきたことや包装もち、レトルト米飯の好調が寄与。今期は主力商品の「杵つき餅」に700g入りの適量サイズを導入した。商品値上げが進む環境…続きを読む
原料米価格高騰でもち業界全体が苦境に直面する中、前原製粉は経営安定化のための施策拡充を目下の課題として進めている。コスト削減や価格転嫁により利益確保に注力するほか、機能性や利便性などの付加価値提案により新たな需要も喚起。厳しい環境下でも妥協なき製品づ…続きを読む