【1分動画解説!食品業界キーワード】中食

食品スーパーの惣菜・弁当や飲食店のデリバリー料理を自宅で食べる「中食」の市場が長引く外出自粛で拡大している。中食商品は、若者、子育て中の家庭、単身者、高齢者向けと汎用性が高く多様なニーズがある。惣菜のカテゴリーは多様化を続け、企業ごとの独自の味付けや調理方法、さらにアレルゲン情報やカロリー情報の提供、原料や原産地情報の提供などの差別化がされ、消費者の選択肢は広がる一方だ。

企業も消費者の生活様式の変化への対応を迫られている。良品計画は、徒歩圏内で生活に必要な商品・サービスが揃う店をコンセプトとした小型店を展開。重視するのは惣菜や弁当などの中食だ。店外には冷凍にも対応したネット購入品の受け取りロッカーを設置するなど、より消費者に寄り添った工夫を施している。

来店客の減少に苦しむ大手外食は、新業態としてフライドチキンやチキンバーガーの専門ショップを続々とオープンさせている。ワタミでは2021年5月にイオンモール川口(埼玉県川口市)の中にから揚げ専門店「から揚げの天才」FC1号店をオープンした。チキンをオリーブオイルで揚げ、からりとした味が特徴だ。ボックスタイプのテークアウト需要が多い。

中食市場のトレンドがわかる展示・商談会「FABEX東京2022」

今後さらに発展し続ける中食業界の最新動向やトレンドをキャッチできる展示・商談会「FABEX東京2022」が4月13日から15日に東京ビッグサイトで開催される。今回は日本のコメ消費拡大に向けた展示や食のSDGsへの提案も見どころだ。

中食・外食業界の業務用専門展FABEX

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