【1分動画解説!食品業界キーワード】進化系自販機

コロナ禍における非対面での購入ニーズの増加や冷凍技術の発達などを背景に、自動販売機がさまざまな形で進化している。外食自粛で爆発的に普及した冷凍ラーメンなどの自販機は、一過性のブームを超えて一つの食文化として定着しつつある。

サンデン・リテールシステムの「ど冷えもん」は4種類のストッカーを組み合わせて多彩な梱包形式で商品を販売でき、最大11種類・308食を収納できる。国内1号機は2021年2月、東京・新宿区の餃子工場直売所「新宿餃苑」前に設置された冷凍餃子自販機だ。業務用麺類製造の丸山製麺も、いち早くど冷えもんを導入し「ヌードルツアーズ」を企画した。外食チェーンの長崎ちゃんぽんリンガーハットや、自社工場を持たない小規模店の西安麺荘 秦唐記も自販機を導入している。

サントリー食品インターナショナルは、「社長のおごり自販機」という職場内のコミュニケーションを活性化するための自販機を展開。ダイドードリンコは、東京都豊島区と共同で「としま子ども若者応援プロジェクト」の一環として、寄付型自販機を設置。コカ・コーラボトラーズジャパンは「フードロス対策自販機」を設置し4ヵ月間で約3000本の売上げがあったという。

今後、進化系自販機を活用した新たなビジネスモデルも誕生していく可能性がある。

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