メニュートレンド:「マグロ焼肉」人気上昇中 珍しいホルモンが新感覚

2023.09.04 535号 23面
「ツナサンド」 パン・カルビ・カイワレ・ワサビマヨネーズをセット/「玉手箱」 その日の仕入れにより内容が変わる「玉手箱」。手前右から時計回りに、大トロ・カルビ・中トロ・赤身・テッチャン・ハラモ・ハツ元・ミノ・ほほ肉・ハンバーグ

「ツナサンド」 パン・カルビ・カイワレ・ワサビマヨネーズをセット/「玉手箱」 その日の仕入れにより内容が変わる「玉手箱」。手前右から時計回りに、大トロ・カルビ・中トロ・赤身・テッチャン・ハラモ・ハツ元・ミノ・ほほ肉・ハンバーグ

パンとカルビを焼いて挟めば「ツナサンド」に

パンとカルビを焼いて挟めば「ツナサンド」に

生まぐろ丼、生まぐろマシマシ丼 各1,100円(税込み) 通常でもバチマグロ・ビンチョウマグロ計200gのトッピングに、さらに“マシマシ”。いずれも、ご飯・スープのお代わりOKでボリュームたっぷり

生まぐろ丼、生まぐろマシマシ丼 各1,100円(税込み) 通常でもバチマグロ・ビンチョウマグロ計200gのトッピングに、さらに“マシマシ”。いずれも、ご飯・スープのお代わりOKでボリュームたっぷり

卓上コンロで焼肉

卓上コンロで焼肉

“サラリーマンの聖地”と呼ばれる大阪駅前ビルにオープン

“サラリーマンの聖地”と呼ばれる大阪駅前ビルにオープン

 2022年12月、大阪に登場した「まぐろ専門店 マグロマニア」は、関西初のマグロ焼肉の店。「マグロは刺身で食べるもの」という常識を覆す新しい食べ方が評判を呼び、平日はほぼ満席、週末は必ず行列ができる人気店となっている。アイデアが光る同店の提供方法や創作メニューを取材した。

 

 ●誕生日は“マシマシ”で

 ガスコンロと排気ダクトが設置された店内は、まさに焼肉店の雰囲気。「東京に別業態で出店した折にマグロの焼肉店を紹介してもらい、『これを大阪でやったら絶対に面白い』と直感。新鮮なマグロの内臓を確保するルート開拓に努力した」と、経営する「すぎうら」運営本部・ディレクターの岡野有記さん。

 頭の骨以外はほとんど活用し、マグロを余すところなく楽しめる店を提唱。身は、刺身のほか焼肉でも提供し、目玉裏などの希少部位やホルモンなどの珍しい食材に出合えるのが魅力だ。

 看板メニューは、おすすめの盛り合わせとして提案する「玉手箱」。蓋を開けると、ドライアイスと共に10種類の部位が登場。特製ダレと卵ですき焼き風に食べるトロやホルモン類、ネギトロのハンバーグなど、焼くことで生まれる新感覚のおいしさを体験できる。

 パンとカルビを焼いて挟む「ツナサンド」など、ユニークな一品メニューも考案。ランチでは、「手軽に早く食べたい」という需要に対応して「生まぐろ丼」も用意し、男性に好評とか。

 さらに、誕生日(誕生月不問)に利用できるのが、同価格で提供する「生まぐろマシマシ丼」。「ストップ」をかける、または皿にこぼれるまで盛ってくれる、月に一度のサービスメニューだ。

 同社では、大阪市内他エリアでの出店も計画中とか。今後の発展にも注目である。

 

 ●店舗情報

 ●愛用食材・資材

 「まぐろ専門店 マグロマニア」

 経営=すぎうら/店舗所在地=大阪市北区梅田1-1-3 大阪駅前第3ビル地下1階/開業=2022年12月/坪数・席数=約5坪・16席/営業時間=11時~23時。不定休/平均客単価=2200円/1日平均集客数=70人

 

 ●「きざみねぎ塩900gチルド」 日本食研(愛媛県今治市)

 マグロホルモンと好相性

 マグロ焼肉で、ホルモンのもみダレに使用するのが同品。粗く刻んだ白ネギや青ネギを50%以上ブレンドし、具材感たっぷりに仕上げた塩ダレである。「味がよく、ホルモンとの相性もよい」と、素材の臭みを抑え魅力をより引き立てる調味料として愛用している。

 規格=900g

 

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