【1分動画解説!食品業界キーワード】ほぼ
カニやウニ、ウナギといった高級食材と食感や風味がそっくりなコピー食品が伸長している。値上げムードが続き高級食材を買い控える人も少なくない中で、「ほぼ」本物のような味を手軽に食べられるのはうれしい話だ。またコピーといえど、いずれも完成度は高く、楽しい!おいしい!というのも人気持続の理由だ。
「世界一ズワイガニに近いカニ風味かまぼこ」として「ほぼカニ」がカネテツデリカフーズからは2014年に登場。SNSで人気に火が付いた。カニの味を研究し尽くしたこだわりと、ネーミングセンス、絶妙な食感などが消費者の心を射抜いたのだ。2018年には、かにかまカテゴリー売上げ1位を獲得。同社は他にも、「ほぼホタテ」といったシリーズも展開中。
相模屋食料は、潮香る濃厚なコクが特徴の「うにのようなビヨンドとうふ」を2022年に発売した。「うによりも、うにらしく」をコンセプトに生まれた同品は、ワサビや醤油につけて食べるほか、パスタやグラタンの調味料として使用してもよし。豆腐は日本が誇るプラントベースフードでもあり、今後は海外に向けて魅力を発信していきたいと同社は語る。
一正蒲鉾は、うなぎの蒲焼きを再現した「うなる美味しさ うな次郎」を2018年に開発。2022年にリニューアルし、炭火焼きの香ばしさをアップさせ、身の厚さも1.2倍にしてふっくら感を強化した。ハレの日の食材の印象が強いウナギだが、普段の食卓に取り入れられるよう、さまざまなアレンジレシピも提案中だ。
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日本食糧新聞社・新製品研究会では、カネテツデリカフーズ開発担当者による「ほぼカニ」の開発秘話などをテーマにしたオンラインセミナー「食品ヒット大賞受賞記念講演」を4月21日に開催します。是非ご参加下さい。
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