包装もち特集2025

◆包装もち特集:25年前半は勢い持続 原料米動向に注視

 包装もち業界の24年は、全国餅工業協同組合集計の出荷量では前年比約3.8%減となった。上期はコロナ禍の特需があり大きく伸長した23年との比較では、当年の価格改定も踏まえ十分に健闘したといえる。夏の南海トラフ地震臨時情報や台風などの影響で非常食需要が高まり、さらに主食用うるち米の店頭での品薄も重なり代替需要も高まったことが主な要因だった。商戦期に入っても反動は見られず勢いが持続、25年上期も好調に推移した。主食用うるち米の高騰が続いたためだ。一方、その影響は主原料である国産水

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