FABEX
FABEX東京2023関連ニュース
「惣菜・べんとうグランプリ」表彰式 企業表彰金賞など“おいしさ”たたえる
FABEX2023:国連WFP協会、海外学給支援アピール ファベックスへ出展
FABEX2023:「第16回アシエットデセール・コンテスト」開催 山本桃歌氏が優勝
FABEX2023:「ファーストトライアルコンペティション」開催 國友康博氏が優勝
「FABEX東京2023」きょうまで開催 初日は1万7000人来場
オリエンタル酵母工業、「ファベックス2023」に出展 味・風味強化素材など提案
FABEX東京2023セミナー
ファベックス主催者特別セミナー
微生物検査、安全・安心の礎に 中川弘氏
日本べんとう振興協会技術顧問で食品微生物検査技士資格試験委員長の中川弘氏は「食品製造工場における衛生管理に関して」のテーマで講演を行った。その中で「微生物が約400年前にオランダのアントニー・ファン・レーウェンフックによって発見され、その後約200年後にロベルト・コッホやルイ・パスツールによって微生物学が発展し、今日の食品衛生につながっている」と歴史をさかのぼり、肉眼で観察することができないような小さな生物の解明を紹介。微生物検査による微生物コントロールがいかに今日の惣菜やべんとうの安全・安心の礎になっているかを述べた。続きを読む
宅配調理済み食品、欧米で浸透 久保村喜代子氏
久保村食文化研究所代表の久保村喜代子氏は世界の調理済み食品(外食・惣菜)デリバリーの動向を「グローバル化時代の食品開発戦略とは」と題し、次のように紹介した。宅配サービスとの連携により、レストランや小売業者はオンライン市場に参入し、変化する消費者の志向に効率的かつ迅速に対応できるようになった。続きを読む
惣菜産業、ロボット化推進へ 荻野武氏
日本惣菜協会は経済産業省事業である「令和4年度革新的ロボット研究開発等基盤構築事業」および、農林水産省の「令和3年度補正 農林水産物・食品輸出促進緊急対策事業」のモデル実証事業に採択され、AI・ロボットの実現場への導入推進に取り組んでいる。同協会AI・ロボット推進イノベーション担当フェローの荻野武氏は「惣菜産業の進化、ロボット化推進」と題し、中小中心の惣菜製造企業で機械化を進めるためには次の3点が重要であるとして、次の3項目を挙げた。続きを読む
ロカボで食後高血糖を防いで 山田悟氏
第26回ファベックス2023(4月12~14日開催)の主催者特別セミナー「ロカボが日本の食を変える~中食・外食・食品事業者への提言~」では、食・楽・健康協会の山田悟代表理事(北里大学北里研究所病院副院長・糖尿病センター長)が、低カロリーによる腹八分目が健康に良いとされてきたことに対して、「大きなうそだ。安全なカロリー制限食は世界の誰も知らない。満腹になるまで食べても、糖質だけ控えれば食後高血糖を防ぐことができる」と力強く訴えた。続きを読む
さらなる輸出拡大へ支援策と課題 山口靖氏
ファベックス2023の主催者特別セミナーで、農林水産省・大臣官房輸出促進審議官の山口靖氏は「わが国農林水産物・食品のさらなる輸出拡大に向けた新たなチャレンジ」と題して講演した。政府が25年に2兆円、30年に5兆円を目標とする輸出拡大実行戦略の進ちょくや、企業への支援体制などを説明し、課題を明らかにした。続きを読む
「冷凍だからウマい時代」へ 木下昌之氏
第26回ファベックス2023(4月12~14日開催)において、12日に開催された主催者特別セミナー「薬膳の基礎知識と中食・外食における活用について」で一貫1000円の高級寿司も冷凍する時代。冷凍しても、天ぷらはサクサク感を維持、刺し身も角がしっかり立つ。「冷凍食品の方がウマい」時代がやってくる。EC販売や冷凍自動販売機でも名店の味が主流になっている。続きを読む
薬膳の中食・外食への活用事例 辰巳洋・三上康介・柳令子氏
第26回ファベックス2023(4月12~14日開催)において、12日に開催された主催者特別セミナー「薬膳の基礎知識と中食・外食における活用について」では、本草薬膳学院の辰巳洋学院長と卒業生による、薬膳のダイニングバーメニューやイタリアン弁当への展開事例が紹介された。続きを読む
食卓から地球を変える 日々の食事見直しを 手島祐子氏
三祐コンサルタンツの手島祐子氏(東京大学大学院国際地域保健学教室客員研究員)は、「食卓から地球を変える~あなたと未来をつなぐフードシステム~」と題したセミナーを行った。手島氏は「日々の食事を見直すことで人も地球も健康にできる」と主張し、フードシステムのあり方やプラネタリーヘルスダイエット、世界の食生活指針などについて紹介した。続きを読む
デザート・スイーツ&ベーカリー展 プレゼンテーションステージ
洋菓子やパティシエの魅力など発信 小澤俊文氏・山本隆夫氏・望月完次郎氏
「デザート・スイーツ&ベーカリー展」開催20周年を記念し、全日本洋菓子工業会の小澤俊文理事長・山本隆夫副理事長・望月完次郎常任理事が「洋菓子業界の現状と展望」をトーク形式で講演した。この20年間での業界の変化、洋菓子や職業としてのパティシエの進化や魅力、近年の販売環境の変化や対応の重要性などを示し、会場は満員御礼となった。続きを読む
ブランディングの秘訣 大野淳平氏
スイーツ市場を席巻する“映え”の真骨頂「萌え断」を広げ、新和菓子分野をけん引する「覚王山フルーツ大福 弁才天」の創始者・大野淳平氏が13日、国内外で注目されるブランディングの秘訣について「デザート・スイーツ&ベーカリー展」で講演した。同店は近日中に世界屈指の激戦区フランス・パリに海外1号店を出店する予定だが、その下地となるブランド力の重要性や追求すべきポイントを詳細に説明。業界関係者必聴の内容となった。続きを読む
コラボ広がりさまざまな層へアイスの魅力を アイスマン福留氏
「デザート・スイーツ&ベーカリー展」で14日、アイスマン福留日本アイスマニア協会代表理事が「ヒット商品・流行から読み取るアイスクリームトレンド予測2023」と題して講演。年間1000種類以上を食べ、全国500ヵ所以上をめぐった自らの経験をもとに、これからのアイスクリームトレンドについての予測を披露した。大きな要因としてコラボ系アイテムが増えていくと認識し、ジャンルの垣根を越えて取り組むことで、一つのブランドではアプローチすることが難しいさまざまなユーザー層に魅力を届けられることを示した。続きを読む
FABEX関連特集
FABEX関西2023:過去最大規模、来場者も2桁増 課題解決へ商談盛況
関西最大級の業務用食の総合見本市「FABEX関西2023」が11~13日、大阪市住之江区のインテックス大阪1、2号館で開催された。主催は日本食糧新聞社で、惣菜デリカ・弁当・中食・外食業界のメニュー提案や商品開発など、多様な情報を発信する394社が542小間を形成し、過去最大規模となった。来場者も3日間で3万0769人に上り、3000人近く増加した前年の2万7079人をさらに3690人(前年比13%増)も上回り、盛況裏に終了した。(佐藤路登世)続きを読む
◆FABEX中部/TSBF:地域の未来切り開く
中部地域最大の食の総合見本市「第3回FABEX中部2023」と、「第3回東海スーパーマーケットビジネスフェア2023」が19~20日開催された。会場の「ポートメッセなごや」(名古屋市国際展示場)第3展示館には、255社が352小間を出展。2日間の来場者は前年比23%増の1万1107人に上り、過去最高を更新。会場では、活発な商談が繰り広げられた。オープニングセレモニーは各展後援企業と来賓、主催者23人が参集しテープカットを行い、会場を盛り上げた。(佐藤路登世)続きを読む
第2回お米未来展2023:新用途でニーズ追求 健康・簡便性など新需要創造
コメの重要度が増す中、日本食糧新聞社は12~14日、「FABEX東京2023」(会場=東京ビッグサイト)の一翼を成す専門展「第2回お米未来展2023」を開催した。コメ消費減が加速する中にあって、同展では「米消費拡大に向け米産業のイノベーションによる新しい需要創造を目指す」をテーマに、健康や簡便性などニーズ追求型商品や米粉に代表される新たな用途にフォーカス。会場には49社が63小間を形成。FABEXに来場した5万3015人が熱心に情報収集し、商談を行った。(佐藤路登世)続きを読む
◆FABEX2023特集:前年比40%増、5万3015人が来場 変わる世界、変える未来
食品スーパー(SM)は、2023年の成長戦略の中核に惣菜を打ち出日本食糧新聞社は「FABEX東京2023」(第26回ファベックス2023、第20回デザート・スイーツ&ベーカリー展、第2回お米未来展)を12~14日、東京ビッグサイト東4~6展示ホールで開催し、5万3015人(前年比40%増)が来場し、会場は熱気に包まれた。合同開催として「第11回食品&飲料OEM EXPO」「プレミアム・フードショー2023」「第60回2023麺産業展~そば・うどん~」「ワイン&グルメジャパン」と、新たに加わった「ISM Japan2023国際菓子専門見本市」も含め、8展合同開催となった今回は出展社・小間数も846社・1254小間に上り、それぞれ前年比42%増となった。続きを読む
ファベックス特集:食品スーパー、2023年は惣菜を戦略の中核に
食品スーパー(SM)は、2023年の成長戦略の中核に惣菜を打ち出す企業が増えている。惣菜のブランド化や冷凍化などで、売上げだけでなく利益も含めて企業の核に育てようという戦略である。SMが食品工場を持つようになり、アウトパックと店内調理の融合でいかに高効率・ロス率低下と同時に売場商品の味・鮮度・品質を高めるかが試される年になりそうだ。(福島厚子)続きを読む
スイーツ&ベーカリー特集:販売環境好転、再興へ ジャパンプレミアムを見せつけろ!
食品屈指のし好品であるスイーツ・ベーカリー市場が、再興に向かっている。厳しい原料環境は引き続き直撃しているが、規制緩和や人流増などを背景に、23年は販売環境が好転することが確実。半面、最大の課題は原料環境に対する価格適正化(値上げ)による実需への影響をいかに抑えるか。節約志向と需要増の狭間の中で、し好品としての「情緒的価値」がこれまで以上に重要となりそうだ。(村岡直樹)続きを読む
コメビジネス最前線特集:進化するコメ ポテンシャル向上
ロシアによるウクライナ侵攻や世界レベルで頻発する自然災害で、唯一自給できるコメの重要性が増している。特に小麦粉代替となる米粉に注目が集まり、業界大手の間で大型製粉工場建設が相次ぎ、小麦粉と競争力のある価格での提供が可能な製粉技術の研究が進められている。その一方で、気流粉砕による差別化米粉で農業の6次産業化や地域食品のブランド創出機運も高まってきている。主食用米に目を転じると、コロナ禍の行動制限が解け、業務用中心にコメ消費が回復してきた。半面、家庭炊飯は減少の一途をたどり、パックご飯やおにぎり、弁当、冷凍米飯といった3温度帯での技術革新は進み、ビジネスチャンスを迎えている。続きを読む
FABEX中部/東海スーパーマーケットビジネスフェア特集2022
FABEX関連ニュース
TOPIC:滝川工業、ファベックス関西に出展 オープントップスチーマーなどを訴求
「FABEX関西2023」11~13日インテックス大阪で開催
FABEX中部と東海スーパーマーケットビジネスフェア開催、小売・外食を横断の新たな食の見本市
FABEX2023:「ファーストトライアルコンペティション」開催 國友康博氏が優勝
世界的食品見本市企業・独ケルンメッセ、日本で「Anuga」「ISM」
FABEX東京2022セミナー
ファベックス主催者特別セミナー
【EPAC・櫻庭英悦代表理事】リサイクルの現状に問題提起
環境にやさしいプラスチック容器包装協会(EPAC)代表理事の櫻庭英悦氏は、ファベックス2022の会場で「地球環境の負荷軽減に資する実現可能な容器包装のあり方」と題したセミナーを行った。コロナ禍やロシアによるウクライナ侵攻、円安などの社会情勢に触れながら事業者が直面する産業構造の変化を解説し、リサイクルの現状について疑問を投げ掛けた。続きを読む
【ローソン・長谷川泉氏】ステークホルダーと連携必要
ファベックス2022の主催者特別セミナーで、ローソン経営戦略本部SDGs推進部主事の長谷川泉氏は「環境ビジョンLawson Blue Challenge 2050!~“青い地球”を維持するために!~」と題し、社会や環境課題への取組みを紹介した。続きを読む
【農林水産省・久保牧衣子地球環境対策室長】持続性高めて成長産業へ
ファベックス2022の主催者特別セミナーで、農林水産省・大臣官房地球環境対策室長の久保牧衣子氏は「みどりの食料システム戦略について」と題し、同省が昨年5月に策定した長期戦略の背景からその基本方針と目標、目標の実現に向けた今後の新たな政策など、取組みの方向性について紹介した。続きを読む
【農政調査委員会・吉田俊幸理事長】米産業に未来はあるか
農政調査委員会の吉田俊幸理事長は13日、ファベックス2022主催者特別セミナー・お米未来展共同特別企画で「米産業に未来はあるか~米産業・水田農業のイノベーションと米政策のパラダイムシフト」をテーマに講演。食生活の多様化や人口減、高齢化の進展でコメ離れが加速する中、加工米飯や米粉など加工品の商品開発による需要創造やマーケットイン型の海外市場拡大、市場での価格形成の重要性を強調した。続きを読む
【日本惣菜協会・荻野武氏】“利他”が重要
利他–。日本惣菜協会の荻野武AI・ロボット推進イノベーション担当フェローは、「惣菜中小企業へのAI・ロボット・量子コンピューターの導入活用」と題して4月15日、経済産業省のロボットフレンドリーな環境構築支援事業の最新事例を紹介したファベックス2022主催者特別セミナーで、惣菜中小企業がAI(人工知能)、ロボット、量子コンピューターを導入して人材不足、低生産性などの課題を解決するために重要なことをそう表現した。続きを読む
デザート・スイーツ&ベーカリー展 プレゼンテーションステージ
【全日本ヴァンドゥーズ協会・稲村省三会長】若きヴァンドゥーズたち、業界けん引を
全日本ヴァンドゥーズ協会は13日、「デザート・スイーツ&ベーカリー展」プレゼンテーションステージで、「ヴァンドゥーズとは~製菓・製パンの販売員の地位向上・人材育成、今後の展開について~」「ヴァンドゥーズに必要な技術・ラッピング技術」「ヴァンドゥーズ認定試験模擬~プロが実演&解説します~」「全国のヴァンドゥーズと繋がろう~Zoomでパネルディスカッションから」と題した4講演を連続して行った。コロナ禍で販売・接客が大きく変化する中、全国の優秀なヴァンドゥーズが集結し、技術、知識、立ち振る舞い、ホスピタリティー精神を披露した。続きを読む
「モンディアル・デュ・パン」優勝チーム谷口佳典氏とコーチの安倍竜三氏講演
世界最高峰の製パンコンクール「第8回モンディアル・デュ・パン」で優勝した日本チームのブーランジェリー・フリアンド谷口佳典シェフとチームのコーチを務めたブーランジェリーパリゴ安倍竜三シェフは、4月13日の「デザート・スイーツ&ベーカリー展」のセミナーで『モンディアル・デュ・パン優勝2連覇に輝いた日本チームが語る「健康への付加価値、これからの製パンとは」』と題して講演を行った。谷口氏は、大会を通して得た「健康と栄養」に関する知見を取り入れて自分なりのパンとして表現することが重要」と述べた。安倍氏は「食べる人に負荷がかからないパンを提供できるのは作り手のパン職人だけ」である「健康と栄養」という視点は今後のパン作りに重要なファクターになるとの認識を示した。続きを読む
【コロンバン・小澤俊文社長】危機管理と生き残りで講演 変化に応じた方針転換も
コロンバンの小澤俊文代表取締役社長は14日、「デザート・スイーツ&ベーカリー展」のセミナーで「中小企業の危機管理と生き残り」をテーマに講演を行った。三和銀行(現三菱UFJ銀行)出身の同氏が2006年の社長就任時に、同社は長年の業績不振に苦しんでいた。そこで銀行時代の経験を生かし、現状を徹底的に分析。その後、具体的な改善策を次々に実行し、再建への確実な道筋をつけた。そして、コロナ禍でも自己資本を毀損(きそん)することのない盤石な経営体質になるほどの再建を果たしている。続きを読む
【ワイズティーネットワーク・根本泰昌社長】「紅茶のストーリー」提案で日本を元気に
ワイズティーネットワークの根本泰昌社長は14日、「デザート・スイーツ&ベーカリー展」のセミナーで、「紅茶で地域を元気に!宇都宮市を紅茶の消費量日本一へと導いた世界で一つだけのオリジナルブレンド紅茶の創造」をテーマに講演を行った=写真。「紅茶」との出合いや「紅茶のストーリー」を活用した、地域や日本を元気にするさまざまなタイアップの成功事例などを語った。続きを読む
【全国和菓子協会・藪光生専務理事】「選ばれる菓子作り」が重要
デザート・スイーツ&ベーカリー展プレゼンテーションステージでは15日、全国和菓子協会の藪光生専務理事が「和菓子産業の現状と未来」をテーマに講演した。日本の「伝統的酒造り」が無形文化財に登録されたのに続き、現在和菓子の無形文化財登録を文化庁に働きかけており、順調に行けば年内に実現するという。藪氏は「無形文化財登録を起爆剤に和菓子の良さを訴えていきたい」と話した。続きを読む