FABEX関西 今日まで 過去最大規模で盛況

総合 展示会 2023.10.13 12660号 01面

 関西最大級の業務用食の総合見本市「FABEX関西」が11日開幕し、きょう午後5時まで開催する。会場の大阪市住之江区のインテックス大阪1号館に初日の11日、9609人が来場し、にぎわった=写真。同展は「第11回ファベックス関西2023」(共催=日本惣菜協会)、「第11回関西デザート・スイーツ&ベーカリー展」(主催=協同組合全日本洋菓子工業会、共催=全国和菓子協会・全日本パン協同組合連合会)、「第6回カフェ&ドリンクショー関西2023」「第7回地域食品ブランドフェア」「第3回大阪グローバルフードショー」に、初開催の「第1回食品工場スマート化総合展」も加わった6展合同で、過去最高の394社が542小間を形成している。

 開会に当たり、今野正義日本食糧新聞社会長CEOが「アフターコロナの新たな地球的課題を克服し、輝く未来に向けた関西地区唯一で最大規模のこの展示会で、チャレンジする皆さまに心から敬意を表する。来場者と出展企業のコラボによる近未来への発展シナリオがかなうことを祈念する」とエールを送った。

 会場では「食品・食材」「機器」「容器」の商品が並び、脱・減プラに代表されるサステナブルな商材や、冷凍機器・商材などトレンドに沿った提案が目立った。

 イベントでは、日本ラテアート協会主催の「フリーポアー・ラテアート・グランプリ大阪2023」やLes Ambassadeurs du Pain du Japonとリテイルベーカリー協同組合共催のパンイベント「第2回コンクール・デュ・パン・トラディショネル」「技能五輪国際大会日本代表選考会及び第7回最優秀若手ブーランジェコンクール」で、13日に注目の表彰式が行われる。

 セミナーでは「ファベックス関西2023主催者特別セミナー」と「関西デザート・スイーツ&ベーカリー展プレゼンテーションステージ」で23セッションを展開。11日の橋本儀平衛八代目儀平衛社長による「業界の常識を覆す『お米の品質改革』~お米の選定から炊飯まで『ご飯を美味しくする秘訣~』」をテーマにした講演は、セブンイレブンのおにぎり監修で注目集める同社長による、猛暑で品質劣化が懸念される新米情報も網羅した内容だけに、多くの来場者が詰め掛け、熱心に聴講した。(佐藤路登世)

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