394社が542小間を形成し、過去最大規模となってにぎわう会場

　関西最大級の業務用食の総合見本市「FABEX関西2023」が11～13日、大阪市住之江区のインテックス大阪1、2号館で開催された。主催は日本食糧新聞社で、惣菜デリカ・弁当・中食・外食業界のメニュー提案や商品開発など、多様な情報を発信する394社が542小間を形成し、過去最大規模となった。来場者も3日間で3万0769人に上り、3000人近く増加した前年の2万7079人をさらに3690人（前年比13％増）も上回り、盛況裏に終了した。（佐藤路登世）

　●次回開催は24年10月16～18日

　同展は「第11回ファベックス関西2023」（共催＝日本惣菜協会）、「第11回関西デザート・スイーツ＆ベーカリー展」（主催＝協同組合全日本洋菓子工業会、共催＝全国和菓子協会・全日本パン協同組合連合会）、「第6回カフェ＆ドリンクショー関西2023」「第7回地域食品ブランドフェア」「第3回大阪グローバルフードショー」に、初開催の食品安全と省力化を提案する「第1回食品工場スマート化総合展」も加わり、6展合同開催となった。

　次回は24年10月16～18日、インテックス大阪で開催される。

　会場では、出展社と来場者がビジネスマッチングを繰り広げ、中でも予約商談を行うバイヤーズデスクでは、流通企業中心に33社と243商談が行われた。

　バイヤーからは、「課題解決につながる企業と出合えた」「効率的に商談できた」「普段聞けない話が聞けて良かった」などの声が上がった。

　一方、出展企業からは「商談後ブースに来ていただき、奥の深い商品説明ができた」「腰を据えて商談ができるため、次回も参加したい」などおおむね好評だった。