FABEX2022:ワイズティーネットワーク・根本泰昌社長 「紅茶のストーリー」提案で日本を元気に

「Y's tea」の製品群

「Y's tea」の製品群

◆デザート・スイーツ&ベーカリー展 プレゼンテーションステージ

ワイズティーネットワークの根本泰昌社長は14日、「デザート・スイーツ&ベーカリー展」のセミナーで、「紅茶で地域を元気に!宇都宮市を紅茶の消費量日本一へと導いた世界で一つだけのオリジナルブレンド紅茶の創造」をテーマに講演を行った=写真。「紅茶」との出合いや「紅茶のストーリー」を活用した、地域や日本を元気にするさまざまなタイアップの成功事例などを語った。

大手製薬会社の社員時代に地方都市の疲弊を目の当たりにし、「人々のココロや地域、日本を元気にしたい。何かできないか」と一念発起し起業した根本社長が、約5000もの候補の中から選んだのが「紅茶」だったという。

根本社長が取り組む「Y’stea」のポリシーとして掲げるのが「世界で一つだけのオリジナルブレンド紅茶で、人と地域を元気にする」ということだ。その理念追求をもとに、紅茶不毛の土地と呼ばれた栃木県での挑戦は、紅茶の消費量が全国1位になるまでの成功を遂げることになる。加えて、日本初となる小学校に「紅茶部」が創部されるなど、宇都宮市や栃木県が“紅茶の街”として注目されるまでに至っている。

根本社長が心掛けるポイントは「物語が伝わる紅茶」という点だ。地域を元気にしたいーという創業時の思いは、今も引き継がれており、現在は、各地の活性化を図る「ご当地紅茶」をさまざまなタイアップとして、取り組んでいる。この「紅茶を通じた地域活性化」に欠かせないものが「ブレンディング」と「ブランディング」だと、根本社長は語る。

例えば、すべて捨てられてしまうような素材を「紅茶」とブレンディングするなどの形で有効活用し、“新たな価値やストーリー”を生み出すことなどだ。ご当地の素材を活用するなど、ストーリー性や付加価値を製品を通じて、提案することが、地域やそこに住む人々のココロの元気さにつながるという理念の下、これからも根本社長は取り組んでいく。(本吉卓也)

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