「FABEX東京2023」きょうまで開催 初日は1万7000人来場

総合 展示会 2023.04.14 12565号 01面
来賓、主催者らのテープカットで開幕

来賓、主催者らのテープカットで開幕

 日本食糧新聞社主催の「FABEX東京2023」が12日、開幕した。きょう(14日)まで。会場の東京ビッグサイト東展示棟4~6ホールには、846社が1254小間を形成。時代の転機を迎える昨今「革新!ニッポンの『食』~代わる世界、変える未来~」をテーマに、新たな食を創造する最新情報を発信している。コロナ禍の行動制限緩和もあり、初日の12日は昨年より36%増の1万6986人が来場し、積極的な商談を繰り広げた。

 同展は業務用食品・食材、容器の総合展「第26回ファベックス2023」と、和洋菓子・ベーカリー・カフェ・飲料の開発展「第20回デザート・スイーツ&ベーカリー展」(協同組合全日本洋菓子工業会と合同主催)に、コメに焦点を当てた需要創造型展示会「第2回お米未来展」の3展総称。合同開催として「第11回食品&飲料OEM EXPO」「プレミアム・フードショー2023」「2023麺産業展~そば・うどん~」「ワイン&グルメジャパン」に、新たに「ISM Japan2023国際菓子専門見本市」も加わり、8展合同の国内最大級食の見本市となる。

 4年ぶりに開催されたオープニングセレモニーでは、日本食糧新聞社今野正義会長CEOが「地球的複合課題や歴史的構造変化のさ中、皆さまの力強いご支援を得て開催に至った当展は、明るい明日への確信と期待、あふれる意欲の表れだ。ピンチをチャンスに変えるため、会場でチャレンジする皆さまへ感謝と御礼申し上げる。安心・安全を第一に、時代が求める活性化提案が、明日への懸け橋となることを祈念する」と開会宣言した。

 来賓を代表し、高橋孝雄農林水産省大臣官房新事業・食品産業部総括審議官が「コロナ禍で人々の消費行動が大きく変わる一方で、近年食品企業が取り組んでいる、海外市場の開拓や地球環境への対応、原料の安定的な調達など、産業課題に対する成果を大いに期待している」とあいさつした。

 その後、高橋総括審議官をはじめ、19人の来賓、主催者らでテープカットを行い、開幕した。(佐藤路登世)

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