コメ不足鮮明、大手集荷量23万t減 1月末民間在庫は近年で最も低水準
2025.03.05
民間のコメ不足が鮮明となった。農林水産省は2月28日、1月末現在のコメの民間在庫数量を230万tと発表。同時期として近年で最も低水準だ。内訳は、集荷業者(年間取扱量500t以上)で前年より48万t少ない180万tにとどまる一方、卸売業者(同4000t…続きを読む
農林水産省は7日、法制度化を検討中の「合理的な費用を考慮した価格形成」について、流通するすべての食品を取引実態調査に基づく「指導・助言」の対象とすることを明らかにした。そのうち取引においてコストの認識が薄いものを指定品目として農相が認定し、流通段階ご…続きを読む
農林水産省は1月31日、有識者でつくる審議会の食糧部会を開き、長引くコメの高騰と流通の停滞を解消するため、政府備蓄米の放出に向けた制度の見直しを決めた。放出の新たな手法として「買戻し条件付売渡し」を運用ルールに定めた。主食用米の流通に支障が生じている…続きを読む
農林水産省は1月31日、食育に関心のある若い世代を対象に、将来の食育活動実践につながる場づくりを目指す「食育推進フォーラム2025」を東京・内幸町で開催した。空手家で東京五輪銀メダリストの清水希容氏が基調講演し、続いて「第2回学生と企業のワークショッ…続きを読む
農林水産省が4日発表した24年の農林水産物・食品の輸出実績は、前年比3.7%増の1兆5073億円となり、12年連続の増加で過去最高額を更新した。ただ、ALPS処理水の海洋放出に伴う中国・香港などの水産物禁輸措置が通年におよび、水産物のみ前年を下回った…続きを読む
農林水産省は24日、4月13日から大阪・夢洲(ゆめしま)で開幕する大阪・関西万博(EXPO2025)=写真=への出展概要を発表した。6月5~16日までの「食と暮らしの未来ウィーク」期間中に、国税庁・文化庁と協力して“RELAY THE FOOD~未来…続きを読む
過剰から不足へと急速に変化する日本のコメ。端境期の昨年8月、売場からコメが消え、新米が出て解消したものの年明けもまだ価格高騰が続き、令和の米騒動に終止符は打てない。これが、順調に拡大中の日本米海外輸出や米粉などの原料米にも影響するのは必至で、コメ余り…続きを読む
長引くコメの高騰と流通の停滞を受け、農林水産省は24日、政府備蓄米の放出に向けた準備に入っていることを明らかにした。実施されれば熊本地震発生時の16年以来となる。凶作が原因でなく、流通の停滞を解消する目的で放出するため、食糧法に基づく基本指針など運用…続きを読む
●生産農業所得額は前年比184億円増に 農林水産省東北農政局が24年12月24日に公表した23年の東北の農業産出額は1兆4748億円で、前年から1149億円増加(前年比8.4%増)となった。農家庭先販売価格の上昇により、コメ、鶏、豚、野菜、果実など…続きを読む
◇新春インタビュー 農林水産省近畿農政局 相本浩志局長 ●「みどりの食料システム戦略」 横断的取組み強化 農林水産省近畿農政局では多様で豊かな食文化および食品産業の持続的発展へ、国内外へ発信できる魅力ある産地づくりや輸出促進へのサポート、物流問…続きを読む
カントリーリスクの回避、耕作放棄地の活用などの多様な観点から、薬用作物産地支援協議会(薬産協)は農林水産省などの支援を受け、生薬の原料となる薬用作物の国産化・産地化を推進している。薬用作物はもともと漢方薬向けが中心だが、栽培技術の未熟さなどから医薬品…続きを読む