胃心伝真=アメリカを再び健康に
2025.05.16関税政策などトランプ政権の動向が世界的な混乱を招き、食品企業の業績予想にも強い不透明感を与えている。米国内向けの政策であっても、規制措置は日系企業の事業活動に影響が大きい▼トランプ政権は食品・医薬品政策で「アメリカを再び健康に」を標榜。4月にはFDA…続きを読む
先日、「第74回中日本・日食フォーラム」を名古屋で開催した。今回、三重県伊勢市に本社を置く食品スーパー「ぎゅーとら」の清水秀隆社長にご登壇いただいたわけだが、当フォーラムでの講演は社長就任時以来、約20年ぶりとなった▼同社は1929年に大阪で牛肉店「…続きを読む
先日、取引先の人が50代前半で早期の自主退職をされた。大卒の新入社員から30年以上、その企業で勤めてこられた人だった。本人いわく「このまま定年まで勤め上げることも考えたが、一休みしたい」ということが退職の理由だという▼「中間管理職の立場だと仕事はいく…続きを読む
13日、「いのち」をテーマにした大阪・関西万博が始まった。万博をネットサーフィンするだけでも面白いが、目玉の一つ、今月8日に製造販売認定を申請したiPS細胞から作る心筋シートはこの目で見てみたい▼食関係では企業ブース外に飲食店44店、CVSなど物販2…続きを読む
先日、ある映画を見た。その名は「ロングレッグス」。名優ニコラス・ケイジの怪演や“ここ10年で最恐”など、公開前から話題を集めた怪作だ。上映終了後も不快な緊張感にさいなまれるなど、印象深い作品として心に残っている▼この「ロングレッグス」、劇中では「あし…続きを読む
今年度上期のCVSやスーパーの小売各社の商品戦略説明会がひと段落した▼原材料高が続く中でも一部で値下げや価格を据え置いている商品もあるが、多くの商品で規格や量目を変えずに同じ価格を維持するのは容易でないのがうかがえる▼CVSではローソンのカップラーメ…続きを読む
父からフィルムカメラを譲り受けた。オリンパスOM-1。かつて若き理科教師だった父は、教材のスライド作りなどに使っていたという▼1972年に発売された希代の銘機は、当時世界最小の一眼レフとしてカメラ界に革命を起こした。世がデジタルに変わってもなお、最新…続きを読む
味の素は3月、経産省、東証が女性の活躍の推進企業と認める「なでしこ銘柄」に4年連続、合計6回目の選定を受けた。30年度の女性管理職比40%に向けて23年度には29%まで上げ、公平性、多様性を向上。オリンピック代表のトップアスリートの強化支援で知られる…続きを読む
冷凍食品が「昔に比べておいしくなった」と聞く機会が多い。なぜ、どう品質を高めてきたのか。一つは、均一に急速冷凍ができる技術の進化があるといわれる。しかし冷食メーカーは「画期的な技術革新よりも地道な改良の積み重ね」という▼ニチレイフーズは今春の業務用新…続きを読む
年々減少する北海道の昆布生産。24年の生産量(速報値)は8500tで、統計をとり始めた1958年以降で初めて1万tを下回った。国内生産の9割を占める道産昆布の記録的な不漁続きで、日本の昆布文化が危機を迎えている▼全国の6割を占める有明海産を中心に、国…続きを読む
桜の季節。記者が住む長野市も満開を迎えている東京都内から2週間ほど遅れ、来週はじめには開花しそうだ▼長野市のお花見といえば、全国でここだけといわれる「花見小屋」。善光寺の北東、城山公園にこのシーズンだけオープンする仮設の飲食店で、「夜なんかおらほ(う…続きを読む