胃心伝真=変わる節約志向
「消費者の節約志向が強い」と小売担当の記者として20年前ほどから耳にタコができるほど聞き続けてきた言葉だ▼かつてはデフレが長く続き、消費者は低価格を求め、さらにもっと価格が下がるのではないかと買い控えする心理が働いてきたのであろう。企業側も価格を下げるためにコスト削減が重要な課題の一つと挙げていた記憶がある▼その流れも3年前の22年秋ぐらいから変化を見せ、物価高と値上げの基調が続き、一品単価の上昇は止まらない。半面、買上点数の減少が続いている。デフレ下では単価がほぼ横ばいだ
関連ワード:
胃心伝真