胃心伝真=減少に向かう飲食店
2025.11.19「ゆっくり今昔旅行」というYouTubeチャンネルがある。40年前の「るるぶ」だけを頼りに観光地を旅する挑戦的な番組だ。今年の夏に始まったばかりだが、最初に投稿された横浜編は再生回数が140万回を超えている▼案の定と言おうか、当時のるるぶが取材したほ…続きを読む
「べらぼう」が佳境に入っている。江戸期の出版メディアを盛り上げた才人・蔦重こと蔦屋重三郎の人生を描く大河ドラマ。派手な合戦シーンもないのに人気なのは、人物像からセットや衣装、メークまで丁寧に作り込んだ完成度の高さからか▼多くの芸人がちょい役で登場する…続きを読む
新米が出揃ったが、当初心配されていた高温障害は、秋口の降雨と水管理に代表される生産側の努力で最小限にとどめ、業界から安堵の声が聞かれ始めた。ただ昨年来の高米価は続き、5kgで4000円以上が当たり前となり、懸念されるのは高値によるコメ離れと、外国産米…続きを読む
特に最近、商品サンプルをいろんな場で見掛ける。クリーニング店でノンアル飲料、調剤薬局で特定保健用食品など▼「無料でもらえるなら試してみたい」という声は少なくないだろう。普段通う場所であれば、接する頻度はなおさら高まる。設置場所にとっても、少しお得な楽…続きを読む
水産物を商うことへの感謝を伝える供養祭がこのほど、水産卸の山形丸魚本社(山形県天童市)であった。幹部職員らが参列し、生き物の命をいただくことに思いをはせた▼2007年から毎年10月10日の「魚(トト)の日」に合わせ、開催してきた社内行事。タイや酒、コ…続きを読む
冷凍寿司の供給サイドから見て、もはや冷凍することへの品質上の懸念はなさそうだ。冷凍機メーカーのデイブレイクが9月に開催した冷凍寿司イベントで、パネルディスカッションに参加した複数の専門店が課題として挙げたのは、主に解凍するプロセスの方だった▼冷食をう…続きを読む
「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに掲げた大阪・関西万博が13日、閉幕した。筆者は大阪在住で、数えてみるとプライベートでは中学生の一人息子と8回訪れた▼「想像以上!が、万博だ。」のキャッチコピー通り、いろんな面で「想像以上だった」。特に会期末が…続きを読む
地球温暖化が主な要因とされる異常気象は世界各地で報告されているが、将来的に日本も春と秋がなくなり、「四季が二季」となる時代がやって来るといった話を聞く。一方、「初夏・盛夏」と「猛暑」に分け、夏を2ヵ月延長し“四季から五季”(夏が2回)のマーケティング…続きを読む
10月の季語に秋色がある。キンモクセイの黄色もその代表だ。キンモクセイというと強烈な記憶に資生堂のCMソング“君のひとみは10000ボルト”がある。当時、TV・ラジオはもちろん、街からもこの歌がビンビンと漏れ聞こえてハイテンションだった▼1978年、…続きを読む
先日、トヨタ自動車およびウーブン・バイ・トヨタが進めるToyota Woven City(トヨタ・ウーブン・シティ)のオフィシャルローンチに参加する機会を得ることができた▼ウーブン・シティとは、実際に人が住む生活環境においてさまざまな実証を行う未来の…続きを読む
4月、家族で来日されたブラジルでコーヒー農園を経営する生産者の方を取材する機会を得た。日本の企業との縁も深いそのCEOは、農園経営者としての日常や思い、現地での気候変動の影響、それへの対策などを語ってくれた▼「私たちは『生産者としての責任』の下、国際…続きを読む