胃心伝真=枠外輸入米
2025.04.30売場で外国産米が目立つ。コメ不足と価格高騰が背景にあり、ミニマムアクセスの枠内では、主食用米は10万tにとどまるものの、ここへきて最近関税を払っても価格メリットが打ち出せると、枠外輸入が増加している▼そもそも、長粒種のタイ香り米や中粒種のカリフォルニ…続きを読む
父からフィルムカメラを譲り受けた。オリンパスOM-1。かつて若き理科教師だった父は、教材のスライド作りなどに使っていたという▼1972年に発売された希代の銘機は、当時世界最小の一眼レフとしてカメラ界に革命を起こした。世がデジタルに変わってもなお、最新…続きを読む
味の素は3月、経産省、東証が女性の活躍の推進企業と認める「なでしこ銘柄」に4年連続、合計6回目の選定を受けた。30年度の女性管理職比40%に向けて23年度には29%まで上げ、公平性、多様性を向上。オリンピック代表のトップアスリートの強化支援で知られる…続きを読む
冷凍食品が「昔に比べておいしくなった」と聞く機会が多い。なぜ、どう品質を高めてきたのか。一つは、均一に急速冷凍ができる技術の進化があるといわれる。しかし冷食メーカーは「画期的な技術革新よりも地道な改良の積み重ね」という▼ニチレイフーズは今春の業務用新…続きを読む
年々減少する北海道の昆布生産。24年の生産量(速報値)は8500tで、統計をとり始めた1958年以降で初めて1万tを下回った。国内生産の9割を占める道産昆布の記録的な不漁続きで、日本の昆布文化が危機を迎えている▼全国の6割を占める有明海産を中心に、国…続きを読む
桜の季節。記者が住む長野市も満開を迎えている東京都内から2週間ほど遅れ、来週はじめには開花しそうだ▼長野市のお花見といえば、全国でここだけといわれる「花見小屋」。善光寺の北東、城山公園にこのシーズンだけオープンする仮設の飲食店で、「夜なんかおらほ(う…続きを読む
おばあだった。大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで対峙した2050年の私の姿だ。館内で測定した髪、肌、目、脳、歯、筋骨格、心血管の状態から今の体年齢を示し、四半世紀先の姿がアバターで登場した▼想像していなかった姿に爆笑しつつ、その先の未来社会展…続きを読む
広島県が食を通じて広島の魅力をアピールする「おいしい!広島」プロジェクトが拡大している▼同プロジェクトは、2023年の主要7ヵ国首脳会議(G7広島サミット)をきっかけにスタートした。「ひろしまは美味しさの宝庫である」として、広島の多彩な食の魅力を磨き…続きを読む
播磨灘(兵庫県南西部)では、瀬戸内海に春を告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁が14日に終漁した。極度の不漁に対して資源保護のため、解禁からわずか3日間で打ち切りとなった。解禁初日の12日、林崎漁港(同県明石市)の初競りでは、1籠(約25kg)20万06…続きを読む
先日、新潟市西蒲区の主催するおにぎりコンテストの審査員をさせていただいた。市内の飲食店が対象でレベルが高く、最終選考に残った作品は甲乙つけがたく審査も難航した▼一次の書類審査から参加させていただいたのだが、驚いたのがおにぎり専門店の数。それ以外の居酒…続きを読む
古書の価格下落が止まらない。正確に言うと文学全集の値崩れがひどい状況だ。学生のころに清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した全集が二束三文で売られている。文豪といわれる作家は新編全集が刊行されることが多く、旧版は一気に安くなり、マイナーな作家の全集は…続きを読む