胃心伝真=引き際の潔さ
2025.04.18先日、取引先の人が50代前半で早期の自主退職をされた。大卒の新入社員から30年以上、その企業で勤めてこられた人だった。本人いわく「このまま定年まで勤め上げることも考えたが、一休みしたい」ということが退職の理由だという▼「中間管理職の立場だと仕事はいく…続きを読む
おばあだった。大阪・関西万博の大阪ヘルスケアパビリオンで対峙した2050年の私の姿だ。館内で測定した髪、肌、目、脳、歯、筋骨格、心血管の状態から今の体年齢を示し、四半世紀先の姿がアバターで登場した▼想像していなかった姿に爆笑しつつ、その先の未来社会展…続きを読む
広島県が食を通じて広島の魅力をアピールする「おいしい!広島」プロジェクトが拡大している▼同プロジェクトは、2023年の主要7ヵ国首脳会議(G7広島サミット)をきっかけにスタートした。「ひろしまは美味しさの宝庫である」として、広島の多彩な食の魅力を磨き…続きを読む
播磨灘(兵庫県南西部)では、瀬戸内海に春を告げるイカナゴのシンコ(稚魚)漁が14日に終漁した。極度の不漁に対して資源保護のため、解禁からわずか3日間で打ち切りとなった。解禁初日の12日、林崎漁港(同県明石市)の初競りでは、1籠(約25kg)20万06…続きを読む
先日、新潟市西蒲区の主催するおにぎりコンテストの審査員をさせていただいた。市内の飲食店が対象でレベルが高く、最終選考に残った作品は甲乙つけがたく審査も難航した▼一次の書類審査から参加させていただいたのだが、驚いたのがおにぎり専門店の数。それ以外の居酒…続きを読む
古書の価格下落が止まらない。正確に言うと文学全集の値崩れがひどい状況だ。学生のころに清水の舞台から飛び降りる気持ちで購入した全集が二束三文で売られている。文豪といわれる作家は新編全集が刊行されることが多く、旧版は一気に安くなり、マイナーな作家の全集は…続きを読む
企業行動憲章のグローバルという項目で「世界市場での成長と拡大を目指すとともに、日本の優れた食文化や食の品質を保つシステムの現地化を推進します」と掲げるフクシマガリレイ▼この世界市場を目指す第一歩が、福島裕会長が50年前に新婚旅行で行った香港だったとい…続きを読む
平成のTV界を席巻したみのもんたさんが亡くなった。1日の訃報に接し、みのさん司会の「おもいッきりテレビ」(日本テレビ)で生まれた数々の食品ブームを思い出した人も多かろう▼1995年、番組がココアに含まれるポリフェノールの働きを伝えると、その日の夕方に…続きを読む
先日、関西の女子大学を訪れる機会があった。日本加工わさび協会と女子大学によるメニュー検討会に出席し、プレゼンを聞き試食した。驚いたのは学生の礼儀正しさだ。自分が学生のころと比べると言葉遣いや対応が洗練されていた▼さらに驚かされたのが、試食メニューだ。…続きを読む
「古いデジカメってないかな」。高校生の娘が聞いてきた。「平成レトロ」がブームらしい。仕事部屋に眠っていた17年前のカメラを引っ張り出す。充電してSDカードを差し込むと、懐かしい起動音が。よかった、まだ動く▼有効画素数は910万画素。スペックは最新のス…続きを読む
日本食糧新聞社制定「第43回食品ヒット大賞」の贈呈式がこのほど行われた。中部支社管内では井村屋の「井村屋謹製 たい焼き(つぶあん)」が優秀ヒット賞に。首都圏や関西の企業の商品が多く受賞する中、中部の記者として誇らしかった▼同商品は井村屋が冷凍菓子カテ…続きを読む