トヨタ自動車がオレイン酸を多く含む大豆の開発、生産に力を入れている。同社は90年代に環境問題対策の一環でバイオテクノロジーの研究開発に着手。その後、自動車部品に世界で初めてバイオプラスチックを採用し、バイオ燃料の開発も手掛けた▼トヨタは自動車生産やバ…続きを読む
日本伝統のし好飲料であり、最古のインスタント飲料でもある昆布茶。料理用途の拡大や夏場のアイス需要などで通年商材としての特色が色濃くなりながらも、今秋も需要期到来としてシーズン入りしている▼伝統的ながらニッチな印象を持たれることが多い同市場だが、多方面…続きを読む
北海道内の業務用ラーメン業界がにわかに騒がしい。もともと新規参入と撤退で出入りの激しい業界だが、「コロナ対策で受けた融資返済に行き詰まり廃業する店が増加傾向」(製麺業者)という。人手不足や水道光熱費、原材料、資材の高騰も店舗経営を圧迫する▼この数年、…続きを読む
10月は食品・飲料の値上げラッシュ再来となった。一時1ドル=160円を超える円暴落となったことが背景だ。すでに数度の値上げを繰り返してきたカテゴリーでは苦肉の策として、容量減などの規格変更や建値のみの引き上げもあり、隠れた値上げも含めると件数はさらに…続きを読む
スナックがブームらしい。インバウンド向けの複数店はしごや2階建てバスのツアーが好評なほか、スナ女(スナック女子)と呼ばれる女性ファンも増加中とか▼昭和レトロのイメージが強いが、いまも10万軒が存在するとされ、CVSよりずっと多い。常連に新規客が加われ…続きを読む
収穫の秋を前に令和の米騒動が話題となった。自宅近くの米穀店も朝から行列ができていた。新米のシーズンに入り、スーパーなどでは割高感はあるが売場で潤沢に並びはじめた。よかった▼函館など北海道南地域の郷土料理「いかめし」はコメを節約できる料理がルーツという…続きを読む
今夏、インターハイ「北部九州総体」が開催された。福岡で行われたバスケットボールの試合を観戦した▼会場配布されたうちわには、ラーメンや明太子など福岡名物の名が、のれんデザインで並ぶ。観客席に座ると、九州外からと思われる人から「明太子ともつ鍋は食べた」と…続きを読む
売場からコメが消える異常事態。直近では新米が徐々に並び始めたものの、高値が庶民の家計を直撃する。他の食品が総じて値上がりする中、唯一価格が安定し需要が伸びていた流れも早晩終止符が打たれ、需要減に転じるのは必至だ▼不足の要因について、悪天候による23年…続きを読む
吉野家の「オーストリッチ丼」が話題だ。同社ではオーストリッチ(ダチョウ)を第四の肉と位置付け、グループ会社で飼養・研究を進めているという▼日本におけるオーストリッチの産業化の動きは1990年代後半にあった。大型金融破綻があり、肉は高タンパク・低カロリ…続きを読む
製造業で最も人手がかかり、機械化が遅れているのが惣菜製造だ。中でも人手のかかる盛り付けの全工程でロボット化を実現し、現場実装に世界で初めて成功したと日本惣菜協会が発表したのは今年の3月。その後の業界の反応や普及はどうなのか気になるところである▼人手不…続きを読む