胃心伝真=売れるコメ作り

総合 コラム 2017.04.10 11509号 01面

 新潟の「新之助」、青森の「青天の霹靂」--。有力コメ産地で、新銘柄の発売ラッシュを迎える。確かに「コシヒカリ」デビューから60年以上、「あきたこまち」「ひとめぼれ」から30年以上経過する今、消費を盛り上げるために話題づくりは必要だ▼問題はコンセプトだ。多くが「魚沼コシヒカリ」ランクで、トップピラミッドの小さな市場をこぞって狙う感じが否めない。家庭での炊飯機会が減り業務用比率が高まる中、市場で求められるコメとは明らかに乖離(かいり)する▼話は変わるが、生産調整見直しの18年産

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